温泉入りたい

Stoked & Brokeの温泉入りたいのレビュー・感想・評価

Stoked & Broke(2011年製作の映画)
4.8
資本主義は代替可能なイデオロギーではなく人々が物々交換する限り必然的に現れる現象だという柄谷行人の言葉を思い出した
カウンターカルチャーは資本主義への反抗が出発点としてあるけど結局のことそれらは資本主義のシステムの上で育ち伝播する
サーフカルチャーも例外ではない
2人がサーフィンに興じるシーンと同じくらいの印象的なのはスーパーとかでモノを買う2人の姿 一文なしで旅を始め、初めは人々から食べ物を無償で分け与えられてたけどTシャツ作ったりビーチで歌ったりと段々自ら稼ぐようになっていく
2人はシステムから脱出したのではなくそれとのちょうどいい距離感を学んでいったのかも
最近考えてることに重なるどころか一つの答えをこの映画は教えてくれた