最初はアルフォンソの話かと
思ったんですが、
次第にアルフォンソの元奥さんの話だということに気づく。
愛する人達に人生を翻弄され、
それでも食いしばって、
辛い人生を必死に生きる姿に、
自然と涙が溢れていた。
愛する人のために、
全てを捧げているように接する
母親の姿に胸を打たれた。
淡々とした、作品。
映画というよりも
ドキュメンタリーの様な、
役者の演技は見ものです。
「愛は涙で綴るもの」
人生って、
映像の中で無情に降り注ぐ
真っ黒な灰のように
時に深々と静かに
不幸が降り注ぐこともある。
ただ止むことを静かに待つのも人生。
動き出すのも人生。
そこで静かに息絶えるのも人生。
しかし、家族や人の愛は
必ず存在し、
気休めのようでもあり、
時々救いになったりもする。
しみじみと深〜い深呼吸のような味わう作品。