サルティン

土と影のサルティンのレビュー・感想・評価

土と影(2015年製作の映画)
3.5
最初はアルフォンソの話かと
思ったんですが、
次第にアルフォンソの元奥さんの話だということに気づく。

愛する人達に人生を翻弄され、
それでも食いしばって、
辛い人生を必死に生きる姿に、
自然と涙が溢れていた。

愛する人のために、
全てを捧げているように接する
母親の姿に胸を打たれた。

淡々とした、作品。
映画というよりも
ドキュメンタリーの様な、
役者の演技は見ものです。

「愛は涙で綴るもの」

人生って、
映像の中で無情に降り注ぐ
真っ黒な灰のように
時に深々と静かに
不幸が降り注ぐこともある。

ただ止むことを静かに待つのも人生。

動き出すのも人生。

そこで静かに息絶えるのも人生。

しかし、家族や人の愛は
必ず存在し、
気休めのようでもあり、
時々救いになったりもする。

しみじみと深〜い深呼吸のような味わう作品。
サルティン

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