絵本の世界に入り込んでしまった少女・アリスが世界を滅ぼそうと目論んでいる"闇"の存在を知り、世界を救う旅に出る王道ファンタジー作品。
人形作家・清水真理さんが造った20体以上のドール達と、退廃的で繊細ながらどこかシュールな世界観が上手くマッチしていてとても素敵。
そして全編にわたってドールを撮影した写真をPCで組み合わせ動かしているので、動きはなめらかでは無いもののより「絵本に描かれた世界を観ている」感覚を味わえる。
ただドールがお喋りをするのは個人的に好みではなく、作品の雰囲気を損なっているし終始違和感があった。字幕であればもっと世界観や音楽の良さを堪能出来たと思う。
ダークファンタジーと謳っているが物語は意外とシンプルなので鑑賞後の物足りなさは否めないが、映像はとても素晴らしかった。
メモ:メモ:10、15、7、8、10=50