グレイトフル・デッドファン(デッドヘッズ)垂涎の内容。
デッドヘッズの中では、元大統領のオバマやスティーブ・ジョブズなどが有名ですね。
全編がボブのインタビューから成り立っているが、もちろんフロントマンのジェリー・ガルシアについても色濃く語られている。
ボブとジェリーの生涯を通しての仲睦まじさには、ほのぼのとした気持ちに。
普通のバンドなら、休暇中にわざわざメンバーと南島に旅行し、ダイビングを楽しむなんて、ありえるのだろうか、、!
現在でも崇拝されがちなジェリーは、実は謙虚な人物で、そういった扱いを好ましく思っていなかったのですね。
1人の人間としてボブから語られるジェリーの姿も、とても魅力的です。
また、ボブの複雑な家庭環境。それに対する彼の姿勢は一本筋の通ったものだと感じます。これは彼がモテるのも分かりますね。笑
和やかなリハのシーンなども満載で、暖かい心持ちになれる作品です。
デッドベアしか知らない方も、観るとデッド自体が好きになること間違いなしの一本。
しかし、邦題は「ロング・ストレンジ・トリップ」のままでも良かったのではないかな、ともバンドの特性上、少々思いました。