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ホワイトリリーのラインのレビュー・感想・評価

ホワイトリリー(2016年製作の映画)
3.5

ロマンポルノプロジェクトの1つとして製作された作品。他は観ていないのですが、こちらは前々から興味があったので鑑賞。

ホワイトリリー→白百合

花言葉は、純潔、無垢、威厳、甘美などで、聖母マリアの花ともされています。
しかし、この物語は純潔とは少し遠い何かを感じました。
男と交わりつつも弟子と交わる先生、男と交わることは黙認しつつそんな先生を慕う弟子。何だかんだで関係性としては上手くいっていたはずだった。
しかし、若い男の居候を機におかしくなる2人の関係がたまらなかったですね。ほかの男と寝てても黙認してきた弟子の子が、若い男と交わるのを見た時に涙する。本気で悔しいと思った瞬間だったのでしょうか...。

厄祓いのためかお参りしている弟子の描写が挟まれるのに、物語は弟子にとって悪い(と思える)方向に進んでいくのも下手なご都合主義にはならずいい味を出している。

複数人で観るには当然オススメしないが、1人で観ると色々考えさせられる映画。
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