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Mr.&Mrs. スパイのRのネタバレレビュー・内容・結末

Mr.&Mrs. スパイ(2016年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

自宅で友人1人と。

2016年のスパイ映画。

監督は「スーパーバッド 童貞ウォーズ」のグレッグ・モットーラ。

話は平凡な夫婦のジェフ(ザック・ガリフィアナキス「レゴバットマン ザ ムービー」)とカレン(アイラ・フィッシャー「ノクターナル・アニマルズ」)の家の隣にある日、美男美女の完璧な夫婦、ティム(ジョン・ハム「ベイビー・ドライバー」)とナタリー(ガル・ガドット「ジャスティス・リーグ」)が越してくる。しかし、その2人はスパイだった!というもの。

プレミアムフライデーでレンタルが安かったので借りた一本。

俺自身のオールタイム・ベストの一本が「スーパーバッド 童貞ウォーズ」。

そして、その作品を撮った監督が今作の監督でもあるグレッグ・モットーラだ。

タマフルリスナーなら宇多丸さんの「宇宙人ポール」評での「そっちのがスゲーッ!!」でおなじみの監督。

他にも「アドベンチャーランドへようこそ」(まだ観てない…)など、作品は少ないもののコメディに定評がある監督だ。

そんな監督の最新作はなんとスパイ映画!そして安定のビデオスルー!ということで興味を持って、鑑賞しました!!

結論から言うと…うーん…あれ?って言う感じ。

これ本当にグレッグ・モットーラが撮ったのか??

なんと言うか…うーん無味乾燥というか。

キャスト陣は「ハングオーバー!」シリーズのザック・ガリフィアナキスとか昨年のベストで挙げる人が多かった「ベイビー・ドライバー」からジョン・ハムが出たり「ワンダーウーマン」からガル・ガドットが出たりと配役も気が利いてる布陣なんだけど…。

なんつーか何も起こらねぇ。

いや、ギャグシーンはあるんですよ?ジョーンズ夫婦がスパイだと疑ったギャフ二ー夫婦がドタバタしたり、スパイだと発覚した後も成り行きでスパイを手伝うことになり、ドタバタしたり…。

つまり、全編、ドタバタしてるわけで…。

しかも、洋画のコメディに多い笑えない割にワーワーしてる展開の連続で冒頭の突然の爆発シーンからどんどんとワクワク感が薄れ…という感じ。

スパイ映画として観ても、007的な秘密道具があるわけでもなく、かっこいいショットやアクションが観られるわけでもなく、実に並な展開…。

ガリフィアナキスがハングオーバーのように過度にめちゃくちゃするわけでもなく(役柄が常識人なため)、今が旬のガル・ガドット、ジョン・ハムが出てても化学反応が起こるわけでもなく…(唯一、毒ヘビに噛まれたシーンだけ面白かった)。

あと、黒幕のスコーピオンも声だけが先に聞けるぶん、ここでアッと言わせるビッグネームが登場するのか?と期待してみれば…

お前かーいっ!!いや、知ってる俳優さんだけども!!

監督と俳優陣的に間違いないと思ったんだけど、個人的にはうーんな出来の作品でした。

モットーラ監督の次回作に期待します…。
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