若手俳優系映画、やっぱり女の子がしっかり丁寧に描かれてると、男の子たちのいい面みえてくるなあ。
染谷俊之の、ぼんやり感情の起伏の乏しい男の子、自然でよかった。いるいる。こういう男の子。
このラインの低予算映画の漫画原作にしては、絵柄がシンプルでおもしろかったのだが、お目々ぐりぐりキラキラの恋愛少女漫画より、相性いいんじゃないかとおもった。
で、絵柄のわりに、実は典型的な少女漫画風味でもあり（原作Kindleした）恋のあれこれがくすぐったく、気がついたら映画館でにやにやしてた。
おしむらくは、もうすこし、受験生時代や、美大生になってから、絵を描くことの習慣をさりげなくでも演出できてればよかった。
せっかく武蔵美が撮影協力しているのだし、本物の学生たちを観察できたのだし。
おかっぱぱっつんのつぐみさんを演じる山田奈々さん、あのウィッグはちょっとかわいそうだなー。
鈴木築詩さんのマリちゃんがほんといいこで、いいこで。
恋愛部分より、この二人をみてると、にやにやしてしまった。
