リヒテルのドキュメンタリー。
インタビュー嫌いだったリヒテルが自分の生い立ちや共演者、作曲家について語っている。
グールドやルービンシュタインがリヒテルについて話すところやフィッシャー=ディースカウとの練習風景、ブリテンとの連弾など貴重な映像がビックリするくらい収められてます。
「人生が煩わしい。自分が気にくわない。」という言葉に乗ってシューベルトのピアノソナタ21番の2楽章が流れるラストシーンは号泣してしまった。
晩年の彼の演奏会に行った時、舞台の照明を落とし、ピアノの側に置いたスタンドの灯りだけで楽譜を見ながら演奏していたのが印象に残ってます。