赤鬼

私は渦の底からの赤鬼のレビュー・感想・評価

私は渦の底から(2015年製作の映画)
3.5
女の生理を扱うのって女性ならではだなとハッとした。男性監督の作品でこの生理現象の血を使ったとしたら、絶対こんな風に不快感なくそのまま生理を受け入れられないなと思わされたし、それこそ自分が男性を差別してるんじゃないだろうかと思いつつも、やはりそこは女としての最後の防波堤の役割を成している気がしてならない。
こう言う作品を観ると、作ってる人のエゴと言うか、どうだ感と言うか、なんか冷めちゃう事が多いけど、何故か背中を押してもらえた気分になれて、ああだからこの映画は評価されたのかと感じた。
きっと同じように、それ以上に助けられたと感じる人がいたんだろう。映画って、こう言う事だよなと実感した。少なくて良い。この人に届けば良いって言う気持ち。
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