「娼年」の売春役から、暴力団と渡りあう先輩にふりまわされる新人刑事まで…(「不能犯」にはふれたくない 笑)
松坂桃李くん、今年は挑戦の年ですね!
暴力団×警察 の映画でもあるが、大学を出たばかりの一人の青年日岡が社会に大いに揉まれる成長物語でもある。
だから「仁義なき戦い」が好きな人も苦手な人も(暴力シーンの時は目をつぶっていたら)両方とも楽しめます。
役所広司は破天荒な大上刑事ことガミさんを楽しそうに演じている。この刑事には家族いないのかな?と思いつつ見てたけど、そういう余計な家族話をいれずに、ガミさんと日岡の関係、やくざ同士の見栄や意地、警察内の腐敗を深堀りしたところがよかった。
暴力団対策は二課ではなく四課やろ、と言いたくなったけど。
あと、うたい文句のエロスはそんなに大したことがなかった(笑)
河瀬直美監督の「二つ目の窓」で華々しくカンヌデビューした吉永淳ちゃん、その後、芸名を本名の阿部純子に変えて、朝ドラなどにちょい役で出てたけど、この映画では光ってた。
しかも最後でおいしいところをもっていってよかった。なんだか不二子ちゃーんを思い出した。
今後も頑張ってください。