「性悪説」の証明か。
この作品の肝は、実在の人物をモデルにした今作の主人公「三上正夫」の人物像を「根は真っ直ぐで、優しい」としているところにあると思う。
「世に悪人がいる」事を前提に「それでも性は>>続きを読む
日本人の感性でしか作り得ない「ナンセンス・アクションコメディ」
今作は、いわゆる"日常系"を素体に、"美少女"が"殺し屋"を生業にしつつも、表社会での生活に四苦八苦する様を緩めに描いた半コメディ映画>>続きを読む
「紅」を一発ギャグ化したセンス。
今作は、とある理由で歌が上手くなりたいヤクザと、変声期に悩まされる合唱部部長を勤める中学生の、カラオケで繋がる奇妙な友情を描いたオフビートなコメディ作品となっている>>続きを読む
動物の描写が凄い。
今作は、明治後期の雪が吹き荒び大自然が猛威をふるう北海道を舞台に、血も涙も忘れ果てた異常者同士の金塊争奪戦サバイバルが題材という事もあり、そこに住まう野生動物もまた多分に描写され>>続きを読む
「墓場鬼太郎」とは、あくまで別軸の話。
今作は「目玉親父」が目玉になるきっかけを描いた墓場鬼太郎の前日譚としての体裁をとっている反面、シリーズの垣根としては「ゲゲゲの鬼太郎」第6期のカテゴリーとして>>続きを読む
[省エネ版]
実にナンセンスな作品。
もう十分やりきったシリーズを、何故わざわざこの内容で復活させようと思ったのか。
確かに、限界集落の医療を題材として散々擦った出涸らしに、最後残されたものは何>>続きを読む
[省エネ版]
パンデミック系のディストピア作品としては純粋に楽しめる。
漫画のような行き過ぎた展開も、この荒唐無稽さの中ではより振り切った表現へと昇華されており、ツッコミどころが多い方がむしろ楽し>>続きを読む
[省エネ版]
序盤のCGのクオリティでおやっ?となるが、ワンシチュエーションものとしての内容は概ね秀逸。
あと、男特有の玉ヒュンが随所に散りばめられているので、そういう意味でも飽きさせない作りにな>>続きを読む
[省エネ版]
ちょっと期待してた展開とは違った。
てっきり、常識をかなぐり捨てた凶悪犯と、謎の怪人との倫理観無視のグロバトルが楽しめるものと思ってたのに、これじゃあジャケ詐欺じゃない?
思ったよ>>続きを読む
[省エネ版]
レンタルか配信で観た作品の感想がいつまでも消化
出来ないので、省エネ版で放出します。
悪しからず。
関節が逆になってるデザインとか、真相を知ればなるほどなとなるギミックが面白い。>>続きを読む
毒にも薬にもならない映画。
この映画、例えるなら水だ。
喉に引っかかる要素が無い代わりに、あっという間に喉元を過ぎてしまい後味も物足りない。
確かに、入れ替わりのギミックは撮影が実に大変そうで目>>続きを読む
「山崎貴」の好きなものだけ詰め込んだ"ハッピーセット"映画。
山崎貴監督といえば、代表作である「ALWAYS 三丁目の夕日」にも「ゴジラ」を登場させるくらい"ゴジラ好き"で有名だが、そのキャリアは正>>続きを読む
自身もゆとり世代真っ只中で、主演俳優とは年齢的に同級生でもある僕にとっては実に感慨深い作品であり、ギャグも走っていて純粋に楽しかった作品で、エンドロールに至るまで楽しさが詰まった良作であった反面、これ>>続きを読む
嫌味のない青春ムービー。
「ミュータント・タートルズ」の日本での最盛期といえば僕の世代だったんじゃないかと思うくらい、幼少期は求めるまでもなくどこかしこにこの亀どもが媒体問わずに存在していたイメージ>>続きを読む
不死身の「ジョン・ウィック」最期の刻。
ストーリーも、言ってしまえばあくまで繋がってる風である今作は、単作としての色味が濃く、内容も無ければ特にシリーズを履修する必要も無いくらい殺し合いしかしていな>>続きを読む
今作は、世界的和ゲーである「グランツーリスモ」が題材という事もあり、劇中には製作者である「山内一典」と「ソニー・インタラクティブ・エンターテインメント(SIE)」が登場し、なんの誇張もない日本の景観が>>続きを読む
脚本の完成度高め。
実を言うと、原作漫画は遠い昔に4巻くらいでリタイアしたのだが、なぜかって漫画である必要性が無いくらい絵が活きていないからだ。
多くが、顔のパーツのみアップにしたコマだったり、た>>続きを読む
今作は「MEG」シリーズの第二弾という事で、ある部分が前作を遥かに凌駕する程のパワーアップをしていた。
何処がパワーアップしているかって?
そりゃ、もちろん"ツッコミどころ"である。
もう全編総>>続きを読む
圧倒的連ドラ向け作品。
昨年放送された「ナンバMG5」が思いの外楽しく視聴出来た為、同作者が原作の今作には密かに期待を寄せていたのだが、個人的にはちょっと空回ってしまったような印象を受ける作品であっ>>続きを読む
僕たちに「しんちゃん」はいない。
前作が個人的にかなり良かったので、今作も引き続き劇場で鑑賞。
初の全編3DCGが売りという事で、脚本も人気作家「大根仁」を起用している意欲作なのだが、はっきり言っ>>続きを読む
今年の夏映画はこれで決まり!
この時期は夏休み商戦という事で、映画業界は非常に賑やかな様相を呈し、毎年大作映画が軒並み乱立する事になるのだが、そんな強力ラインナップの中にあって、個人的最オススメ夏映>>続きを読む
ちゃんと楽しい「トランスフォーマー」。
「マイケル・ベイ」が監督から退いて、このシリーズは徐々に活気を取り戻しつつある。
「オートボット」のビジュアルも格段に分かりやすくなり、ストーリーにも大きな>>続きを読む
固定観念を取っ払い本質を見つめよう。
今作は、お人形遊びに革命をもたらしたという「バービー」を題材としながら、その中身はアメリカ特有のブラックユーモアに溢れた啓発的な作品となっている。
まず、今作>>続きを読む
メンバーが1人居ないのが怖かった。
「GENERATIONS」ファンでもなく「清水崇」監督作品を怖いと思った事もない僕にとっては、余裕で観る予定の無かった今作なのだが、周りの絶賛評につられてそこまで>>続きを読む
マンガ的ハッタリがキツくなってきたか?
今年は、やたらと分作にする作品ばかりが公開されまくっている年となっている。
「仕掛人・藤枝梅安」「東京リベンジャーズ」「ワイルドスピード」「スパイダーバース>>続きを読む
本編とのギャップに戸惑う。
予想に反してかなり良かった「キングオージャー」に比べ、今作はいつもの「仮面ライダー」という感じで、劇場版独自の時間軸(パラレル)の中でオリジナルの物語が展開されていく凡作>>続きを読む
毎年恒例になっている「仮面ライダー」と「スーパー戦隊」の2本立て夏映画。
仮面ライダーが好きな僕は、それを目当てに毎度鑑賞しているのだが、今年は圧倒的にスーパー戦隊の方が面白い。
去年の「ドンブラ>>続きを読む
ネタ被りすぎ笑
「トム・クルーズ」自らプロデュースを務め、トム御用達監督である「クリストファー・マッカリー」コンビで迎えたシリーズ7作目は、延期に次ぐ延期でようやく今年公開までこぎつけたのだが、なん>>続きを読む
はやおの挑戦状。
本作の公開を記念して、TVでは「もののけ姫」の再放送がされていたが、改めて観返してみると「ジブリ」の作画は何気ないシーンでさえも、こんなにも観ていて楽しいものだったのかと再認識させ>>続きを読む
原作付きの実写映画としては大健闘。
「東京リベンジャーズ」のクロスメディア作品の中で、僕はこの実写映画版が一番好きだ。
理由は、"再現性の高さ"にある。
第一に、キャスティングが神がかり過ぎてい>>続きを読む
これは「インディ」のなにを見せたいがための映画だったのか。
「インディ・ジョーンズ」シリーズに特別な思い入れもない僕にとっては、この感想しか正直出てこなかった。
それこそ、"老練"なインディを見せ>>続きを読む
「DC」の終わりで始まり。
今作を以て「マン・オブ・スティール」から始まった「ザック・スナイダー」バースとも言うべき「DCEU」が終わりを迎え「ジェームズ・ガン」が手綱を握る新たなユニバースがまたも>>続きを読む
「TVで見てるから、ウソだって分かるんだよ。」
「是枝裕和」監督の作品が取り扱う題材は「普通の幸せとは」という問いについて、様々なアプローチを見せてくるところに毎回一貫性があるように感じる。
どこ>>続きを読む
ブランドイメージと広告戦略問題。
何を隠そう、今作の第一作目にあたる「スパイダーマン:スパイダーバース」こそが、この「フィルマークス」を始めるきっかけとなった作品であり、あの感動をどうにかして表現し>>続きを読む
何とも言い難い作品。
今作は「伊坂幸太郎」の「マリアビートル」が原作という事なのだが、小説を一切読まない僕としては原作の方と比べようもない為、一作品としての感想に終始してしまうのだけれど、はっきり言>>続きを読む
戦う動機が利己的過ぎ。
「ロッキー」サーガ最大の死闘やら、満足度驚異の96%やら、やたらと"着飾っている"なあと思ったら、こういう事でしたか。
過去2作は、近代スポーツ映画の急先鋒としてクオリティ>>続きを読む