かきフライ発見一疲れ気味

ソード・オブ・アサシンのかきフライ発見一疲れ気味のレビュー・感想・評価

ソード・オブ・アサシン(2012年製作の映画)
3.3
沢山借りたので、一人ベトナム映画祭りです。

連続して見たので自分なりのベトナム映画の見解を独断と偏見で言いたいと思います。

①パクリがうまく、それを自分のものにしている。
この映画、言葉さえベトナム語じゃなければ香港映画さながらのワイヤーアクションです。アクションは有名なアクション監督を引っぱってきただけに良くできています。でもってこの映画の必殺技はかめはめ波です。

②敵が誰なのかはっきりしない。あるいは味方が誰なのかはっきりない。
最後に倒すはずの敵がそれほど悪でなかったり、仲間と思っていた人が悪人だったりします。しかも匂わせないので本当に誰が敵で、仲間か分かりません。これ以上言うとネタバレになるので…

③主人公が敵より弱かったりする。
日本のアニメのようにだんだん強くなって最後に敵を超えてマックスなるのかと思いきや、主人公が弱かったり、仲間がいないと倒せなかったりします。つまり敵がかなり強い。

④敵や味方が曖昧なので、敵さえも愛おしくなってたり、魅力的になります。時々、主人公が誰かさえ分からなくなります。

⑤なんと言ってもベトナム戦争の影響から逃げられない。
敵がかなり強いのも、誰が敵か味方か分からないのも、復讐のやり場に困るのもベトナム戦争の影響なんじゃないかと個人的に思います。つまり敵はアメリカでありったり、ロシアであったり、南であったり、北であったりするわけで、同じ民族同士でも憎くないのに憎くて、仲間だけど敵なんです。だから戦っている相手もアメリカ映画のように完全悪ではない映画だったりします。

…と個人的な見解を言って見ました。