このレビューはネタバレを含みます
新宿TOHO IMAX前夜上映にて初鑑賞
製作がにわかに噂されていた時から心待ちにしていた作品。
僕はフレディが夭逝した日の1年前の生まれなので、彼の伝説を肌で感じていたわけではありません。
誰にでも『父の影響で・・・』というものがひとつくらいはあると思うが、僕にとってはQueenがそれにあたる。
僕が小さい頃に父が聴いていた『Killer Queen』を聴き、そこから彼らの音楽の虜です。
前夜上映だったのでガチめなクイーン世代の紳士淑女が多かったな。クイーンの時代を生きてきた人たち、羨ましい限り。
今作はトレイラーから既に素晴らしい。
特にお気に入りなのは公式でFinalと銘打たれているトレイラー。
僕が一番好きな楽曲『Under Pressure』をバックにしている予告編なのだけれど、印象的なベースラインで静かに始まるも終始力強いビートのこの曲はフレディの人生を短いトレイラーで表すのにピッタリだなと。
(トレイラーではボーカルオフだけど)ボウイの低音ボーカルも超セクシー。
さて本編
オープニングの『Somebody to love』からもう号泣。
この映画はフレディの愛の物語、と銘打っているだけに、『Somebody to Love』は非常にイイ所で流れる。
オープニングともう一箇所流れるところがあるんだけど、2回めに流れるところも涙腺にクるところなのだ。
ラミ・マレックのフレディはロン毛時代の方が似ていたかな。
ジョゼフのディーキーが一番ソックリ!本人かと見紛うレベル
ほんの1分あったかどうかくらいのシーンだけど『I want to break free』のPV撮影風景を入れてくれたの、本当にありがとうございます!!
この曲のPVはメンバー全員が女装しているんだけどロジャー・テイラーがめっちゃかわいいんですよ笑
ロジャー役のベン・ハーディの女装、再現度高い!w
彼のインスタ(ID:benhardy1)からでメイク時の写真が見られるので是非見てみてください。
予告での使われ方が非常に印象的だった『Under Pressure』、本編でも非常に良いシーンで流れてくる……!
『Another one bites the dust』が流れるくだり、あそこのディーキーはかっこよかったぞ!フレディとロジャーのバチバチの火花をベースで見事に演出していたと思う。
物語はライブエイドまでのフレディの人生を描いたもの
書籍やネットの記事などでおおまかな彼の歴史は知っていたけど、こうして映像でキチンと追うことが出来たのは非常に有意義なものでした。
パンフレットもマストバイ
レディーガガやアクセル・ローズ、アニー・レノックスやオジー・オズボーンまで!錚々たる顔ぶれがフレディへのコメントを残している。
特にオジー・オズボーンのコメントに感動。
是非購入して確認してほしいです。
トレイラーで使われていたけど本編にないカットがちらほらあったようなので、ソフト化の際は是非ディレクターズカット版で観たい。
観終わった後、隠居して遠くに住んでいる父にLINEを送った。
俺「めっちゃ良かったから映画館で観て!」
父「こっちボウリング場しか無い」
笑
「Queenを教えてくれてありがとう」って言いたい気持ちだったけど、流石にそれは恥ずかしかったわ。
フレディ、あなたと同じ時代を生きたかったけど、それは叶わない。
でもこうしてあなたの生きた時代に触れることが出来ました。僕は今とても幸せです。ありがとう