このレビューはネタバレを含みます
脚本分解ツギハギ作品。これも何番煎じかわからないですが、
作る側は最初の頃はとにかくやってみたいとか
模倣から始まるのは良いと思いますが、人の時間を取って見せるのなら
過去の手法だけでなく、+新しい要素を入れたり完成度を高くしてほしい!
という願いはあります。
全体的には駆け出しから苦労してスターになっていくというご都合サクセスストーリーで
夢を目指す登場人物の4人のうち2人が成功しちゃって最後のアイドル目指してる2人もどうなるか
って話ですが。
ちょっとあれでアイドルはww正直むりでしょうw
そして何より特筆すべきは
これ、なぜか終盤になるといきなり歌いだしたりするのがよくわからないのですが
【全員歌が下手すぎるという事です!】
メインと思われる関西弁のシンガーソングライター志望。
これがまず下手。
どうゆうキャスティングだ?
ただ、これに関しては駆け出しの頃の歌としての登場でしかなく
劇中で「へたくそ」みたいな事を言われていたのでまあ、
そこから上手くなったんだということにしましょう
女優志望の女、これも単純に音が外れてる。まあ劇中で女優志望だからいいのか?
いやいや、そこは最低限いこうよ。
最後全員で合唱しますが、まあひどいです!!
この中でだれもエンターテイメントとして成功する要素が見えない歌いっぷりでした。
ある意味一見の価値あり!!
そして物語が終わりエンドクレジットではみんなが歌っていた曲を、いきなりおっさんの声で歌ってきます。
急な声変わりで一瞬ビビりますが
これが元ネタでしょうね。
「おいおい!俺の歌を破壊したまま終わらせんなよ!」
と、作者が焦って出てきたようで面白かったです。
映画で歌を出したいという監督の希望があるのなら
最低限の歌唱力と演技力は身につけている人を使った方がよいと思えるコメディー映画です。