サム・フリークスVol.9で鑑賞。
遂にイベントの名前の由来となるサム・フリークスが上映。
サイクロプスと呼ばれる隻眼の少年、太った転校生の少女、ゲイであることを隠している転校生の少女の従兄弟の少年の三人が主人公。
周りと違っていることによって周囲から浮いている少年・少女が付き合うとどうなるかというと二人でプロムに出かけたり、いわゆる普通のカップルがやることをやる。
そして遠距離恋愛になって久しぶりに会ったらお互い義眼を入れてたり、ダイエットしていたり。それは良いんだけど、喧嘩になったら、相手が普通と違うところが良いから付き合ってたのではなく、相手の容姿が人より劣っているから付き合っていた/付き合ってもらっていたという、少年の本音が飛び出したりする。
自分たちはフリークスであり、普通の人になれない(ここで普通は何とかは置いておく)、卑下される存在であると。
ルッキズムによって周りから弾き出された子達がルッキズムに囚われ続けているという呪いのような映画。
最後のシーンが救いであって欲しい。
