相手が理解できない言葉でわざと話すシーンとか、ボスニア人じゃなくてセルビア人だって言われるところとか、嫌な緊張感が漂います。
穴の中にひきずりこまれるとこなんか、彼氏も殺されて、おっさんの意図もわかり、人気のない森で、本人は怪我もしててって状況で、これからされることを考えると絶望感しかなかった。
自分には戦争とか、民族浄化とかそういう壮絶な経験はないので、創作物なり体験談なりで見聞きしたことだけをもとに、叫び声が聞こえる真っ暗な画面の中で何が起こっているのかを想像してしまったんだけど、すごい重い気分になった。
その後いろいろあり、ようやく彼女が優勢になってやっとリラックスして観ることができました〜。
しかし彼氏は彼女を守るとか言ってるくせに一番弱いし、全然役に立たないやないか。
彼女がいうようにそもそもの事の発端はこの男にある。彼女のいうことを無視して森に入ったり、勝手に無線機触ったり、おっさんらは危険ってずっと言ってるのに。
彼女の過去にあったことを考えれば、あのおっさんは殺されても普通でしょ。なんで引いてるん?
この男には度々いらついた。
なんというか、2人はずっと平行線のままだった。
Netflixのあらすじで興味を持って観たから期待はずれとはならなかったけど、このジャケは見てから観てたらなってたかも。
飢えた男たちとか、正体不明の生物ってなに?
あの生物は守護霊だと思ってたけど。
登場人物はほぼ4人だけなのに歴史のこともひっくるめてここまで緊張させてくるのすごいなと思う。