MikiMickle

ストレンジャーズ 地獄からの訪問者のMikiMickleのレビュー・感想・評価

3.0
2008年のリブ・タイラー主演「ストレンジャーズ 戦慄の訪問者」の続編。
1981年に起こった実話を基にしたもの。
監督・脚本は「海底47m」のヨハネス・ロバーツ。


マイクとシンディ夫妻は、年頃の子供2人と共に、叔父の経営するトレーラーハウスキャンプ場へやってきた。深夜に到着し一息着いた時、チャイムが鳴る。そこには「タマラはいる?」と尋ねる見知らぬ少女。オフシーズンで誰もいないキャンプ場での突然の訪問者と、心当たりのない名前に戸惑う夫妻を残し、少女は闇に姿を消す……

この小旅行の目的は、手が掛かりすぎたために全寮制の学校の進学を間近に控える事となった不良娘のキンジーと家族揃ってゆっくり過ごすためだった。しかし、ギスギスした雰囲気は変わらず、親に反抗するキンジーはトレーラーを飛び出してしまう。渋々追いかけた兄のルーク。仲直りしたのもつかの間、2人が見たものは、叔父夫婦の惨殺死体だった……

そして、仮面を被った謎の3人組が一家を襲う……


前作は未見なのだけど、
これはいかにも〜な80年代を彷彿ともさせるスラッシャーホラーだった♪
1番大事な「謎の覆面ズが一体なんの目的で? タマラって?」ってのはちょっと置いといて、

仮面の見た目が結構好き♪
麻布袋男はジェイソンなのでともかくとして、クルリン黒髪と金髪ロングの女2人の仮面がファッションも含めてなかなか良い♪(ピンナップガールとドールハウスって言う名前らしい。名前あんのかw 自称?‼)
男一人女二人っていう構成も珍しいかな。(バンドだったら麻袋男がギターボーカルだな)

ツッコミ所も多々あり(これも醍醐味♡ 超人的隠れ方や死のカラフル演出に大爆笑したりw)、ニヤニヤが止まらないw
斧・ハンマー・ナイフ・車を使って、仮面だから当たり前だが無表情&無口で理不尽に襲ってくる覆面ズのやり口がなかなかエグい上にかなりしつこいので、更にニヤニヤが止まらない(笑)

野球大好き高3ルーク兄ちゃんの、地味ーーな顔と薄い髪も、頼りないけど頑張る姿も、なんかニヤニヤw

そして、殺人シーンで80年代なポップが常にかかるのもかなり良い‼重要なシーンでどんな音楽が流れるのかは非常に重要な意味がある。おどろおどろしいのも気味の悪いのも良いが、ポップだと理由と意味の無い娯楽殺人さが顕著に表れて楽しさと恐怖心が増したりもする。
理不尽な覆面訪問者殺人もので言えば「ファニーゲーム」があるけど、あそこまでの胸糞ではなく、単純にB級ホラーとして楽しめた♪どこまで広いのかわからないオートキャンプ場という設定も良かった。

しかし、覆面(仮面)殺人集団ものっていっぱいありすぎだ‼ 完全に飽和状態だ。頭が追いつかないほど観てる気がする… その中で、10年越しの続編にしてはもう1つパンチが欲しかった気持ちがあるのは否めない。が、面白かった♪
MikiMickle

MikiMickle