2011年。DVDスルー。監督はヘニング・カールセン。
原作はノーベル賞作家のガルシア・マルケス。
マラガ国際映画祭 ヤング審査員賞(なんだそれ)。
90歳の誕生日に処女を抱きたくて売春宿に手配してもらったが、やってきた14歳の少女に恋するお話。
小学生ぐらいの時に売春宿に迷い込んでそのまま初体験したりと、エキサイティングな性生活してきた新聞のコラムニストのおじいさんが、過去を振り返りつつ14歳の少女への想いを追いかける。
『ニンフォマニアック』にちょっと似てる。『ニンフォマニアック』って笑えて悲しくて刺激的で素晴らしい作品なのだが、人に勧めると苦笑いのあと流される事が多いのが残念。
回想の中の売春宿では娼婦たちがみんな全裸でウロウロしてて、ジミヘンのジャケットみたいなのだが、最初は服着ててほしい。
過去に関係を持った女性たちもすでに死んでたりおばあさんになってたり、人生のはかなさ具合がハンパじゃない。誰もが老いていく描写は恐ろしい。
様々な事件が起こったりおじいさんがキレたりして大変なのだが、認知症っぽいというか妄想まみれというか、見てて笑えない雰囲気。
わけのわからない作品だが、結構強烈だった。