投稿されてきたという心霊映像を検証・紹介する心霊ドキュメンタリー。
「ほんとにあった!呪いのビデオ」(以下ほん呪)第39弾。
演出・構成:児玉和土
「廃アパート探検」
廃アパートにあらわれた少女の姿。
長年パッケージを飾っている謎の少女の絵によく似ている。
「放火」
こちらもホラー映画などでよくある構成の映像。
いるべきとき、いるべき場所に、いる。
よき映像と思います。
「仏像」
フラッシュのなかにあらわれる顔。
難易度高めです。
「赤子」
これは笑ってしまった。
「狂死のビデオテープ 蛮行」
今さらだが気づいたことがある。
「狂死=教師」ってことなのか。
だからなんだと言われてしまえばそれまでだが。
待ち合わせをすっぽかされて帰る真夜中の公園。
そこで襲ってきた軍服姿の人物にテープを奪われてしまう。
まぁ、あんなのに襲われたらテープ渡すのも止むなしか。
「残された動画」
いい雰囲気の映像だぁ。
結婚式の行列という話をきいて、「まんが日本昔ばなし」の一編"真夜中のおとむらい"という話を思い出した。
まぁこれはお葬式の話であるが、異世界タイムリープ系ホラーの傑作。
昔からこういう話はあるんですなぁ。
というより、近年になってジャンル化された、というべきか。
映像まったく関係ないな。
「シリーズ監視カメラ 留守番モニター」
食堂テーブルのすぐそばにトイレがあるって間取り、変わってるな。
映像からではわからないけど、かなり狭い部屋なんだろうか。
「狂死のビデオテープ 続・蛮行」
ここに来ておもしろい展開になってきた。
人を呪い殺すビデオテープを狙っていた一族。
しかし製作委員会に届いた映像にそうしたものはない。
と確認したうえで届けられる、新たなビデオテープ。
今回の構成はほんとうに見事だぁ。
件の映像はスタッフの大杉だけが見たとのこと。
「あーあいつ死んだわ」、とでも言うのだろうか。
映像は普通に怖いやつ。
真っ赤な和室のシーンが特にいい。
押入れの上段に立っているのは行儀が悪いと思います。
そして案の定、行方不明となる大杉。
製作委員会をやめ転職した、とでも言うのだろうか。
2023ー旧054