ふわふわ

ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーションのふわふわのレビュー・感想・評価

3.4
ジョーン・ジェットのドキュメンタリー。
ランナウェイズ時代は映画『ランナウェイズ』を観たのでその後を知りたくて視聴。

ジョーン・ジェットに会ったのはMTVの「I Hate Myself for Loving You 」のPVで。
(なんて美人でカッコいいお姉さんなんだ…!)
と見た目が気に入ってしまった。
子供だった私は彼女の猫目に憧れてアイラインを下まつ毛に引いてみたりしたけど、タレ目だったので猫目にはならなかったよ…しょぼん…

ジョーンが「ランナウェイズ」時代から現在に至るまでの道のりを周りの人のインタビューから振り返ります。
イギー・ポップ、マイリー・サイラス、マイケル・J・フォックス、ビリー・ジョー・アームストロング、デボラ・ハリーなどなど。
ジョーンがマイケル・J・フォックスと映画に出てたなんて驚き。

ランナウェイズ解散後、才能を信じてくれたマネージャーと現在もチームを組み、今はその娘もマネージメントに加わりまだまだ健在で頑張るという手堅いマネジメント感。

幼い頃から自己肯定感が強いのか、決して折れずにロックに取り組んできた真面目で一途な人間性がカッコ良い。
細い身体で重い楽器を持ち、男社会の中でライブを続けたり大変な事もあっただろうに、あまり愚痴を言わないところは凄いなと尊敬する。
そして長年連れ添うマネージャーの存在も大きい。
まるで夫婦のような掛け合いをし、周りも「セックスのない夫婦」と言っていたが、結局男性に支えてもらうしかないのかなと複雑な気持ちになる。
何故かというと、彼女はレズビアンでランナウェイズの映画にもそのような匂わせがあったのに、このドキュメンタリーでは彼女を支える女性は出てこない。

ロック界における功績やフェミニズムなど尊敬できる人なんだけど、ちょっと出来過ぎな気がした。
もうちょい苦労や汚い部分もあっても良いのよ。ロックなんだし。
ずっーとカッコよかったけどね!
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