佐藤絢音

カンボジアの失われたロックンロールの佐藤絢音のレビュー・感想・評価

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文明を後退させる凶悪な政治についての映画ではあるが、メインテーマが音楽なので観ててキツい…とはならなかった。
最後のおばあちゃんがCDをディグるシーンだったり、前国王が必死に語るシーンだったり、なにより人々が楽しそうに踊る姿だったり…
むちゃくちゃコンテンツとしてグロさが強調されてもおかしくないのに、人々の栄光や語りにフォーカスしてる点がすごくよかった。
とはいっても本当に凶悪。映画の後半では、歴史を振り返ってるのかと思うくらい前時代的になる…
踊る自由
本当になくなってほしいね、バカみたいなことは。
佐藤絢音

佐藤絢音