このレビューはネタバレを含みます
割と王道ホラーな雰囲気ではあったけど、全てが中途半端で微妙だった。
紹介文に「家族の絆が〜」うんたらあったが、感じられるところが全くない。
まず父親が最低すぎる。
母娘が幽霊に怯えていて、奥さんが妊娠のことを悩んでるタイミングで出張いくし、いつ戻るかもわからんて無責任なこと言うし。中絶のことも最終的には奥さんに決めさせる最低ぶり。
もちろん現実にこうした父親はいるだろうけど、改心する様子はないし、全部解決した後もモヤモヤが残る。
一番モヤモヤしたのは、この家族、家族間での報連相が全く無いこと。
それぞれが幽霊に遭遇しても、その後話に上がる様子がない。
神父が悪魔祓いで来たとき、娘は何も知らなかった様子で部屋でイヤホンつけて本読んでるし。命がけでやってくれるのに失礼な家族すぎるし、常人の神経ではあり得ないと思う。
神父と悪魔の戦いも一瞬で終わった。
ホラー映画史上最速だと思う。
幽霊は結局これから生まれてくる妹だったというオチでいいのか…使用人部屋にあった子供服と乳母車は何だったのか…使用人も墮胎してたってことなのか…
自分が見逃したのかもしれないが、とはいえ、もう一回見る気は起きない。
ツッコミどころ満載でしんどかった。