もっち

BACK STREET GIRLS -ゴクドルズ-のもっちのネタバレレビュー・内容・結末

BACK STREET GIRLS -ゴクドルズ-(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

感想

友人に「暴力団組員が性転換をして、アイドルになる楽しい話だよ!」と聞かされて、設定がぶっ飛びすぎているので、どのように話が展開していくのか興味を持っていましたが、なかなか見る機会がありませんでした。
映画のポスターというのか、キャッチコピーがちょっとあれだったので、見ることをずっと躊躇していましたが、プライムビデオの無料視聴期限が終わってしまうということで、見ることにしました。
アイドルになったばかりのはじめて歌うシーンで、ソロのパートを歌った後に性転換前の顔がキリッと映し出されるのがツボで、そこのシーンは巻き戻して何度か見ました。
人質を助けに行った時に、組長が小泉に撃ったあれは何だったのか気になっています。パッと見はロケットランチャーのような見た目でしたが、まあ、そこは漫画原作なので何でもありですね。(とはいえ、小泉は映画オリジナルキャラとのこと)
極道モノと聞くとグロい感じのシーンがあったりするのかなと心配していましたが、ヒヤヒヤするシーンはあれど、生々しいシーンはありませんでした。むしろコメディタッチなので、クスッと来るシーンが多くて楽しめました。

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内容(自分の振り返り用にストーリーをほぼ全部書いているものです)

原作はヤングマガジンに連載されていた漫画。次いでアニメ、映画の順に公開される。
暴力団犬金組 組員の健太郎、リョウ、和彦は自分たちの縄張りで好き勝手をしている他の組の存在が許せず、殴り込みに行くも失敗し、相手の組のトップに「俺の手を汚すほどの存在じゃない」と言われ、何とか生き延びる。
しかし、それを知った犬金組の組長は激昂。健太郎たちは、何でもするから命だけは助けて欲しいと土下座をする。
組長は「何でもするって言ったよな?」と言い、「知り合いから聞いたんだけど、アイドルって相当儲かるらしいな?お前たち、アイドルになるか?」と言う。
健太郎たちは、命を助けてもらう代わりにアイドルになることを誓い、タイで性転換手術をすることになる。
健太郎はアイリ、リョウはマリ、和彦はチカとして生まれ変わり、組長はグループ名を極上のアイドルで″ゴクドルズ″と名付ける。
健太郎たちは内心、「どう考えても極道のアイドル」「可愛くない…」と思いつつも組長の言うままに、アイドルとしての地獄の特訓を始める。
やがて地下アイドルとして活動を始めると、予想外に人気が出てしまい、ファンも沢山つくようになった。
そんな中、ゴクドルズのサイン会が行われる。アイリ(健太郎)の元に幼い女の子が現れる。アイリが「名前はなんて言うの?」と尋ねると、健太郎時代の元カノと同じ苗字であることが分かる。少女は5歳。
健太郎は極道の世界にいたため、元カノを思って別れを告げたが、時期的にもしかしたら自分の娘なのではないかと心に引っかかる。
チカ(和彦)はファンたちにちやほやされるようになり、段々アイドルとして楽しくなっていく。極道、とか男がということは全て忘れて、このまま覚悟を決めてアイドルとして頑張っていけばいいんじゃないかと思いながらも、極道の道を進むはずだったのにと悩んでいた。
マリ(リョウ)は痔になってしまい、病院の主治医の女医さんに惚れてしまう。しかし、自分は見た目が女性になってしまったので、気持ちを切り出せないこと、そんな風に考えていることに葛藤していた。
3人がそれぞれの悩みを抱える中、組長の指示でアイドルサミットのオーディションに出ることになる。
ところが主催者の小泉は、チカが好みだったため、ゴクドルズのメンバーの飲み物に睡眠薬を入れ、3人が眠ってしまった時にチカを襲おうとする。
そこに、オーディションに出るアイドルの麗華が現れる。麗華は小泉が面倒を見て有名にしたという経緯がある。麗華はチカを襲おうとしている小泉を見て、こんなことはおかしいと引き止めようとするが、小泉は誰が育ててやったと思ってるんだと麗華に掴みかかる。ゴクドルズは目覚めて麗華を助け、主催者の小泉も倒してしまう。
オーディションは中止。小泉によりゴクドルズや麗華の悪い噂が流され、地下アイドルとしてのライブも全て中止になってしまう。
しかし、麗華から「自分の手でアイドルサミットを開催すると決めた。ゴクドルズにも参加してほしい」というメールが来る。
ゴクドルズが麗華の開催するアイドルサミットに参加する、というネットニュースを見た小泉は、ゴクドルズと特に接点のあるであろう人物を弱点と考え、アイリの元カノとその娘、マリの好きになった女医、チカと仲良く会話していた組の部下である木村を誘拐し、サミット当日にゴクドルズを呼びつける。
誘拐された人たちを救うため、ゴクドルズは3人でのりこみ、小泉の沢山いる手下たちを難なく倒していった。
小泉はアイリの元カノとその娘に「卑怯者、自分は戦わず後ろで見ているだけ」と罵られたことで、拳銃を手にする。撃った銃弾が3発ほどマリに当たってしまう。銃をあちこちに乱射し続ける小泉。
アイリは剣を持ち、邪魔をしてくる小泉の手下をなぎ倒し、乱射し続けて弾が切れた小泉に剣を突きつけ、なすすべが無くなった小泉を一瞥し、持っていた剣を床に投げ捨て、倒れているマリの元へ向かう。
小泉はアイリが落とした剣を拾い上げ、ゴクドルズに向かっていく。そこに組長が現れ、謎の銃を撃つと小泉が吹き飛び、動けなくなる。(自分でも何を言っているのか分かりません)
そして組長はゴクドルズに向けて、「おめぇらサミットに間に合わなかったらぶっ〇すぞ!」とふっかけ、ゴクドルズの足元に銃を撃つ。その騒ぎの中でマリが奇跡的に起き上がる。マリは胸を大きく見せるための鉄製の擬似胸を入れていた。銃弾は全て擬似胸に当たったため、命に別状は無かったのである。
ゴクドルズは何とかサミットに間に合い、その歌声とダンスをファンに披露することが出来た。
同時刻、組長は小泉に拳銃を突きつけていた。小泉は何でもするから許して欲しいと懇願する。
組長「今、何でもするって言ったな?」
そして小泉は、ゴクドルズと同じようにタイで性転換手術を受け、ゴクドルズの研究生として加入することになった。
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