筋肉的キリスト教徒

ジャネットの筋肉的キリスト教徒のレビュー・感想・評価

ジャネット(2017年製作の映画)
3.0
『ジャンヌ映画の新しい形?』

とりあえずヘドバンしとけ❗️

ジャンヌ✖️ミュージカルで期待大だったけど、まだ前半生のストーリーで盛り上がりに欠けてた…
が、神の不在と不条理ってテーマは好きだったのでこの評価。

2人の修道女とジャネットの掛け合いが面白い。
臨終のイエスが嘆いたのはユダを救えなかったことに対する苦しみからだった…と解釈し対するジャネットは、救われなかった地獄の亡者を救いたいと祈る。

戦争はいけません
イエスは説教し、祈り、苦しんだ
彼を模倣しなさいと修道女は説くが、ジャネットは聞き入れない。

「愛さずに愛している」「そこに神はいません」

修道女の言葉はジャネットの歪んだ信仰と破滅を示唆している。
ジャネットはイエス=キリストより上手に、救われなかった人々を救おうとしている、その傲慢さ、思い込みこそが「オルレアンの聖女、ジャンヌ=ダルク」の強みなんだなと。

修道女以降はトーンダウンが顕著で、デュランおじさんのぎこちないラップが切なかった(ジャンヌは無視しないであげて…