シッカン

新喜劇王のシッカンのレビュー・感想・評価

新喜劇王(2019年製作の映画)
3.9
6/13追記
口の動きに気にせず2回目見たら、めっちゃ楽しめた。やっぱチャウシンチーってセリフがストレートな意味じゃないのよ〜。滅茶苦茶やってるようで、めっちゃ繊細。
途中のエキストラとバイトのモンタージュ、大変だけど青春の輝きだったってことが伝わるし、ラストでそれを強調する作りがすんばらしい!
ちょっと吹き替え気にしただけで、この体たらく。反省。
めっちゃ期待してる映画だと、1ミリ残らず楽しもうとする結果、細かいところが気になって楽しめないっていうのは、過去にも結構あったのかも。
今度大林宣彦の新作見るときは気をつけよう。
そういえば、大林宣彦もチャウシンチーも、新人女優の起用が天才って共通点があるって気づいた。

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ようやく映画館が開き、しかも俺の大好きなチャウシンチーということで、テンションMAXで鑑賞。やる映画が少ないせいか、近所のTOHOでもやってた。嬉しい反面、人魚姫公開せずフリーパスも無言で辞めた連中がどのツラ下げて云々はこの際置いておく。


めっちゃ消化不良。何コレ?いや、何故楽しめないんだ?なぜだあ!

チャウシンチークオリティの顔面のおばちゃん達が集まって踊るオープニング、こってこてのギャグ、チャウシンチー好み(俺好み)の女主人公、どん底まで落ちる展開、そこからの逆襲劇、どれをとっても100%チャウシンチーなのに何でだ!!

これまでチャウシンチー映画をバカにしてる馬鹿、とりわけ「ツッコミ所は多いけど、頭空っぽにして楽しめるバカ映画です!」とか抜かしてるクソ馬鹿共を嘲り、もう映像とか見なきゃいいのにって思ってた俺がこんな気分になる日がくるとは...

考えられる原因は2点。
①口とセリフが合ってなく、広東語バージョンを北京語にしたのか?何で??いや、でも聴きヅラは広東語っぽいぞ。そもそも口とセリフ別に間違ってねえか?あ、セリフを後で差し替えるみたいなシーンが映画内にあるから、メタ設定なのか?と、大混乱に陥ったため。
②主人公は確かに酷い目に遭うが、それがまだヌルい。普段もっとそこまでやるかってくらいやってたじゃん。役者目指すモノっていう、ある程度酷い目に遭うことに見慣れてるジャンルのせいか、そこが弱く感じて、逆転劇にノリきれなかったため。

チャウシンチー映画を批判する日がくるとは思わなかったので、自分に自信が持てず、思い切ったことが書けねえ。
なんでだろうなあ...400円という安物パンフには、値段相応の内容しか書いてねーし。
くそ!!
シッカン

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