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カニーニとカニーノのmのネタバレレビュー・内容・結末

カニーニとカニーノ(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

カニーニとカニーノ
自然の描写が綺麗。
ワンシーン目。水面に近づくにつれての音の変化。水中に入ってからの水圧の音。
魚影で不穏な空気を表現。
つねに敵がいて危険な自然界で、日常茶飯事ではなく、お母さんの不在というきっかけがあるストーリーが良い。
場面転換での気泡の使い方が印象的。
彼らの尺が枯葉などで比較されているから、父が気泡で流された時の衝撃がより大きい。思わずあっと声が漏れてしまう。
流された直後のシーンの絵には、全体的に色がなく、主人公たちの気持ちがわかりやすい。また流れていく気泡や枯葉が細かく、ゆっくりで悲しい気持ちが伝わる。
魚影の後に魚の骨が映ることで不穏な空気が漂う。
魚の目が動く音で魚が目で獲物を追っている習性がリアルに表現され、緊張感が増長されている。
カニーニのはさみが欠けている少しの変化に気づくところが母親としての愛情がより表現されている。
全編を通してセリフは名前だけだが、1つ1つの身振りや表情でよく感情が伝わる作品だった。
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