何もかも稚拙な、文化祭レベルの映像作品。こういった短編に求めるのもおかしいけど、やはり撮影場所の違和感の多さ。そしてカットが切り替わる都度、音声の小さい雑音の聞こえ方が変わるのがトリウッドの音響でもわかってしまう。
やたら細切れにチャプターを区切っててめちゃくちゃテンポ悪いなと思ったら、物語が本編に入るとチャプターを区切る演出は無くなる。統一してほしい。
なんなら最初の方の細切れにされたチャプターの部分は、監督の女性目線の恋愛感を語りたいだけのパートに見えて、そもそも要らないものだったのではと感じざるを得ない。
演技初挑戦のジュリアナの祟りだが、演技初だから色々致し方ない。江夏はそこまで気にならなかった。ネルはキャラクター的に演技下手でも大丈夫なキャラクターと思ったが、それをも上回る棒っぷりが出ててもはや逆に面白かった。
ラブコメとはいうけど、別にラブでもコメディでも心に来るものはなし。やはり最初の細切れチャプターで興を削がれた印象。
劇場で観たとき、ジュリアナの祟りの江夏がライブのごってごての衣装で駆けつけてくれたそのガッツあふれる姿を思い出し、スコアは1.0ではなく1.1にしとく。