父がアガサ好きなので幼い頃から我が家では一生ポアロのドラマシリーズが延々と垂れ流されていたのですが、そこで観たアイロニックなドラえもん感のあるおっさんとはちょっと違ったなかなかにパッションのあるポアロでした。
ひとりの女を中心にドロドロの人間模様が渦巻いてるんだけど、結構駆け足でストーリーが進んでいったのであまり誰にも肩入れすることなくさっくりとラストまで導かれていってしまった。トリックというトリックもあまりなく、アリバイの間を縫って結構ゴリ押しで犯行に及んだね。古典ミステリーてこんなもんだったっけな。
原作読破を試みたものの挫折した記憶があるので、今一度実家の本棚を掘り返してみようかなーと思いまちた。