このレビューはネタバレを含みます
2023/12/10
初っ端から戦争の悲惨さを臨場感あふれる画角でまるでその場で体験しているような感覚になる映画。その惨さに耐えられないし見ていられないところもある。ちょこちょこしたシーンでふざけたりしてるけど個人個人が見せる戦争のつらさを現してていたたまれない。殺した兵士の手荷物のヒトラー青年隊のナイフのシーンとか。
4人の子供のうち3人を亡くしているライアン夫人のために末っ子のジェームズフランシスライアンを救い出す任務を任されたジョン。1人を救うために8人送り込む必要があるのか。同時期に3/4の息子を亡くした母親を想うこの行為が果たして人道的なのか。色々考えさせられる。
もう少し早くアパムが勇気出してたら救えたじゃん。。。
ライアン見つけるまでにカパーゾとウェイドの2人死んで、そこからライアンが仲間を置いて自分だけ帰ることはできないと一緒に戦って最終的に8人中アパムとライベンしか生き残らなかったし。
カパーゾはヴィンディーゼル、ライアンはマットデイモン、ジョンはトムハンクスみんな若い。そして良い。
そして見終わった後に振り返って見てウェイドの人間性がとても好き。
印象的だったシーン
・ヒトラー青年隊ののナイフでパン切るとふざけた直後のメリッシュの涙とそれを見つめるカパーゾの表情
・最初浜に上陸したシーンの大隊お抱えの軍医だから死なせるわけにはいかないとすごい状況で必死に人命救助をするが助けられなかったことを嘆くウェイド
・カパーゾの父親への手紙を書き写すウェイド
・亡くなった兵士のネームプレートを面白おかしく確認するメリッシュ・ライベン・ジャクソン達に空挺部隊の気持ちを察して怒るウェイド
・ウェイドがやられてブチギレるライベン
・ジャクソンが狙撃する前に祈るシーン
・すぐそこにいる戦ってるメリッシュを助けられない己の弱さを表すアパム
・自分はいい人間かと問うライアン
#48