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プライベート・ライアン1998年製作の映画)

Saving Private Ryan

上映日:1998年09月26日

製作国:

上映時間:170分

ジャンル:

3.9

あらすじ

「プライベート・ライアン」に投稿された感想・評価

☆5  殿堂入り
☆4.5 またレンタルするかも
☆4  テレビでしてたら見る
☆3.5 そこそこ
☆3  及第点  
こまき

こまきの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

最初のシーン怖かったし、終盤の橋を守るところは壮絶すぎて汗かきまくった。
ミラー大尉が自分が撃たれても最後まで戦う姿かっこよすぎた。
アパムは怖気付いてたけど普通はそうだよなあって思って見てた。

このレビューはネタバレを含みます

1944年6月6日ノルマンディ上陸作戦の後、マット・デイモン演じるライアン二等兵の救出を命じられたトム・ハンクス演じるミラー大尉以下8人。

オマハビーチのシーン。
作戦当日だけで15万人、オーヴァーロード作戦全体では連合国軍200万人におよぶ歴史上最大規模の上陸作戦。息を呑む大迫力の映像、音声。地雷に巻き込まれて腕が引きちぎれ、ちぎれた腕を拾い上げる者、炎に包まれる者、風の音以外聞こえない無音、スロー映像、その中でヘルメットを被るミラー大尉のシーン。
ママ!と叫ぶ者、爆撃で下半身がもげた者、呼吸の音、悲痛なうめき声、飛び出る内臓、神に祈りを捧げる者。大量の遺体、血に染まった海、打ち寄せる波。S.ライアン。冒頭約28分は壮絶だった。後の戦争映画に十分すぎるほど影響を与えたであろう。

「戦車未着、D地区の上陸ルート開けず」
「上陸第一波失敗。ビーチの確保ならず」

「本部へ連絡」

ノルマンディ上陸作戦での死者2名。
1人はオマハビーチ、ショーン・ライアン。
ユタ・ビーチ、ピーター・ライアン。
先週にニューギニアではダニエル・ライアン。
いずれも兄弟。
4人目の末の息子は消息不明。

「Captain」が部下7人を率い、1人の「Private」を救出する任務に。

実際に「ソウル・サバイバー・ポリシー」というアメリカ合衆国陸軍省に導入された制度があったそう。
(実際は時系列は後の1948年に制定)
戦闘任務に参加している家族が戦死した場合に、生存する最後の息子を保護するという制度。働き手や家系の断絶という事態に対する世論の反発を防ぐため、救出を命じたというもの。

1人の救出のために大切な隊員の命を懸けるということが意思にそぐわないミラー大尉。その価値がある奴なのか。

「ライアンを救ったことがこのクソ戦争で唯一誇れることだと」

「無駄にするな、しっかり生きろ」

「私はいい人生を?」
「私はいい人間かな?」
「もちろんよ」

ライアンには妻や子ども、孫たちの姿が。残された命を無駄にせず、繋がれた命がある。
明日仕事だから途中までみよ!って思ったらそんなことできなくて最後までのめり込むようにしてみてしまった。
最初のノルマンディー上陸作戦のとこの映像が地獄絵図すぎてこれを当時映画館で観た人たちはどういう気持ちで観てたんだろう。私は心が折れかけてた。セリフもほとんどなくいきなり始まって怒涛の20分すぎて。凄まじい。
ここもそうだけど最初から最後まで息もまともにできない。
ユ

ユの感想・評価

4.0
やっと見る決心がついたので見ました。
全てにおいて一流の映画!!
みんな言ってる通り冒頭20分凄まじかった。覚悟して見た方がいい
クソ長いのに全編通して緊張感がすごいので短く感じた。
やり切れない思いにはなるけど主人公たちのしたことは報われるので救いのある終わり方。
噂に違わぬ名作でした!!
あんぬ

あんぬの感想・評価

4.1
ノルマンディー上陸作戦を描いた冒頭が凄まじすぎる。息を飲むシーンの連続で気づいたら時間が過ぎてた。
誇張なく血の海。内臓飛び出るわ下半身ないわ蜂の巣状態。
そこからの救出作戦だから、ライアンはそこまで救う価値のある人?と疑念を持つのがしっくりきた。
アパムにじれっとするけど、実際私を含め大多数はアパム側だろうなあ。英雄譚だけではない側面を描いていて良かった。
第2次世界大戦時のノルマンディー上陸作戦を題材に、極限状態に置かれた兵士たちの絆と生きざまを描いた戦争ドラマ。
冒頭のノルマンディー海岸に上陸する場面から、多くの兵士たちが命を落とした凄惨な戦場をリアルに描いている。
終戦争の悲惨さを描いた戦争映画の名作。
中学2年生の時に今作を観てしまったことで、割と人生の方向性を変えられてしまった映画。

Amazon限定のスチールブック仕様の4K Ultra HD+ブルーレイを購入したので、改めて見直してみたけど、朝5時まで観入ってしまった。

冒頭20分のオマハビーチを持ってして、映画史における後世の戦争映画の方向性を決定付けたスピルバーグ卿の傑作戦争映画。

前半20分のオマハビーチとライアン救出作戦で別構成の映画と言えるが、
冒頭オマハビーチの20分は、あまりにも直線的に飛び込んでくる視覚的暴力、音響、歴史考証など、戦争描写の何たるかを変えたと言える。

本作の語り口自体は、プロット自体は命の平等性などのテーマ性は勿論あるものの、総じて反戦的でも好戦的でもメッセージテーマに目新しさはなかったんではと思う。
にも関わらず、本作がその後の戦争映画に決定的な影響を与えたのは、戦争映画において絶対になくてはならない"戦闘シーン"をお目汚しや誤魔化しを許さず、突然襲いくる死や、五臓六腑を撒き散らかしながら泣き叫ぶ兵士、負傷兵の呻き声、母親の名を絶叫する若い兵士など、戦場の混沌と戦闘という人間同士の殺し合いをドスレートに描いた結果、戦争の視覚的暴力に文字通りショックを受けるという点で傑出していると。
戦闘シーン自体を突き詰めたことで、どんなテーマ性を内包するより、ストレートに戦争の暴力性に対して心底、絶対にこんな戦場に行きたくないと思わせる、映画的表現それ自体が何よりテーマ性を持ったという点で凄い。

トラウマ級の戦闘シーンを撮れたスピルバーグというド級オタクの作り込み性が生んだ必然の奇跡と言える思う。

これ以降、戦争映画で戦闘シーンを残酷に描く有効性に気づいた諸々の作り手が、戦争映画で生々しい暴力描写を描くようになったことからも影響は計り知れないと言って差し支え無いと思う。

ただ、2000年代以降の戦争映画を腐るほど観てきたけど、今作のオマハビーチは混沌としているようで、ちゃんと観る側が最大のショッキングを受けるように、戦闘の構成と編集の整理整頓がキチンと行われているのを改めて見返すたびに思う次第。
スピルバーグのタチの悪さである。


【スピルバーグの戦争描写】

スピルバーグという人は映画の細部への気配りもやはり上手い。

オハマビーチの戦闘が小休止に入り、メリッシュが突然感情の堰を切ったように泣き出すシーンや、
サイズモア演じるホバート軍曹がノルマンディーの土を集めるシーンで、アフリカとイタリアの土を同じように収集していのを垣間見えることで、ミラーとホバートが場数を踏んだ兵士であることが窺えるシーンとか、
アクションの凄まじさ以外の描写力もスピの凄さなんだと改めて。


【医療兵ウェイドとモルヒネ】

医療兵のウェイドが負傷して、モルヒネを打つシーンで周囲が怪訝な顔をするのは今まで貴重なモルヒネを消費するのを躊躇ってるからと思ってたけど、改めて観るとウェイドは助からないと分かってて打ってくれと言ってる。


【オハマビーチのディテール】

オマハビーチのシーンで、上陸した米兵が降伏したドイツ兵を撃ち殺すシーン、撃ち殺させるドイツ兵が喋ってるのはチェコ語だそうで、「俺たちはドイツ人じゃない、誰も殺してない」って言うてたそうで。
ノルマンディーの防衛線にはドイツ軍の東方大隊も数多く配置されていたので、この兵士たちも民族ドイツ人として徴兵されてたりするバックボーンの可能性もある、大変に残酷なシーン。

また、トムハンクス演じるミラーが上陸直後の海岸で、対戦車障害物を除去しようとする工兵に「戦車は沈んでる!無駄だ!」って言うのに対して「命令なんです!」と返すアジア系(日系?)の兵士のシーンが一瞬あった思うけど、調べたらあの兵士は第7海軍ビーチ大隊なので海軍兵らしい。
よく見たらヘルメットに赤文字でUSN(US NAVY)とも書いてあった。


【撮影期間について】

約3時間にもおよぶ長編映画にもかかわらず、わずか60日間というハリウッド映画としては驚異的な早撮りで本作はクランクアップしている。
メイキングで、1930,40年代の往年の監督は1年に3〜4本撮っていて凄いなぁ〜、今の時代はそんなの出来ないよぉ〜などとスピは述べるんだけど、
その後に「ロストワールド」「アミステッド」そして、本作をぶち込んで撮り始める狂人がスピルバーグなんだと。


【エキストラについて】

オマハビーチのシーンのロケはアイルランドで行い、兵士役にアイルランド軍の250人が貸し出されたのだそう。


【撮影現場】

ほのぼのとした撮影風景で、トムの倒れ方をどう撮るかで、トムハンクスとマットデイモンが色々こう撮ろうぜってスピにワチャワチャ意見しているのを見て、そっかコイツらこの後映画監督すんだもんな…と感慨。


【撮影手法】

撮影監督ヤミンスキは、スピの「シンドラーのリスト」でタッグを組んでいて、今作では敢えて記録映像+リアリティな映像を狙って彩度を抑えたハンディカム映像で撮影してるんだけど、コレが戦場の臨場感に抜群に相性よかった一方で、個人的にはバキッとした画が好みなので、どこか安っぽさも感じていた本作のシネマトグラフィ。
よく考えれば、今作以降に影響を受けた低予算戦争映画たちが、色彩を落として、ハンディカムで撮るという手法が予算を抑えれると気づいて多様していたことから、本作への個人的に所感は逆説的だったな〜などと思った次第。


【服飾について】

ノーランの「ダンケルク」でもメイキングで、軍服を大量発注したっていうエピソードはあったけど、今作も急遽軍服を数千人分発注した際にアメリカでは戦争イベントとかを催す会社があって、軍服の発注に役に立ったとか言っててお国柄を感じる。


【俳優陣について】
小隊の面々は一級の俳優ばかり。
今作以降、数々の名作戦争映画でGI役で出演するトムサイズモアやバリーペッパー。
コイツのために苦労してきたことを後悔させないという役柄で、見事な説得力マットデイモン。
スピが惚れ込んで急遽役を作ったと言われて納得のヴィンディーゼル。ワイスピやピッチブラックのイメージが強いけど、人間味溢れる役柄が今作では本当にいい。
そしてトムハンクス。


無数にある戦争映画の中で、無数の人々に影響を与えた傑作。


ミラーの「無駄にするな」っていう台詞。
演技も含めて全映画の中でも記憶に残る台詞の一つ。


【参考メディア】
http://www.sproe.com/index.html
南

南の感想・評価

4.0
戦争に勝つという目的の為に、1人部下の死はより多くの人々を助ける為と思い込むことで前に進んでいた主人公にとって、

1人の人間を救う目的の為に、部下が死んでいくことは耐えれないものだと感じた。

目的は手段を正当化する考え方を、現場の人間が理解し難い状況を観れた
これがノルマンディー上陸作戦!
リアルすぎ、グロすぎでビックリ。
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