このレビューはネタバレを含みます
こりゃ面白れえや。
良くできたSFスリラー。
特別任務を帯びた宇宙連邦船C-57-D(宇宙船なのに何故かUFOのような形状)が、アルテア星を目指して出発してから約1年。
ようやく到着したアダムス船長らは、20年前に消息を絶っていたボララホン号のモービアス博士の生存を確認する。
出迎えてくれたのは、ロボットのロビー。そして娘のアルタ。
モービアス博士は、アルテア星で「20万年前に生存し、高度に発達したものの一夜にして絶滅したクレル人」の遺跡(優れた科学技術)を発見して研究、自分のモノとしていた。
そのクレル人の優れた科学技術を「宇宙連邦に報告するべきだ」と言うアダムス船長と、「何をバカなことを」と断るモービアス博士。
その直後、C-57-Dは目に見えない何かしらの襲撃を受け、3人もの命が犠牲となってしまった。
アダムス船長と一緒に、モービアス博士の研究所を訪れたDr.オストローは、IQ増幅機を試した結果、クレル人の滅びの原因に辿り着き「イドの怪物」と言い遺して息絶える
モービアス博士の説明によると「イド」とは、古代惑星語で[潜在意識の基本原理]を表す言葉。
つまりイドの怪物→潜在意識の怪物。
憎しみが具象化した怪物だから実体はない。攻撃が効かないのは当たり前。
ロボットは、人間を殺せない。
だからロビーは、「怪物を殺せ!」というモービアス博士の命令にはどうしても従えなかったんだよね。
だって怪物を殺すことは、怪物を(潜在意識で)造り出しているモービアス博士を殺すことになっちゃうからね。
あー💦ややこしいっ💦