Grace

裸のマハのGraceのレビュー・感想・評価

裸のマハ(1999年製作の映画)
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1802年7月のスペインが舞台、スペインの宮廷画家ゴヤが描いた「裸のマハ」を巡る女性達の葛藤とスペイン王室に関わる男女の愛憎劇。

最初にスペイン宮廷の権力を誇っている人物は誰と関わっていたのか、どんな人物なのかの説明があり、それから物語が始まるようになっている。パーティーをした翌日アルバ公爵夫人カイエターナが死んでしまってからの話の後に、謎の死を遂げる前のカイエターナと宰相ゴドイとゴヤとゴドイの愛人ペピータと王妃マリア・ルイーサ、スペイン宮廷に関わる人達がどんな様子だったのかが描かれていたり、時間軸の交差があり、話の前後がバラバラになっていて物語の内容が理解しにくく、最後の終わり方が消化不良ぎみに終了してしまってモヤモヤ感が残りました。
1802年のスペイン王室に関わる人物関係が複雑すぎるのも、この映画の物語を分かりにくくしている原因で、この時代のスペイン王室のことやゴヤの周りの人間関係が分かっていて興味がないと惹きこまれない辛い作品だと思う。
DVDのパッケージでペネロペ・クルスがメインの女優かと思ってしまうけど、ペネロペ・クルスは助演で脇役、メインになっている女優は、カイエターナ役を演じたアイタナ・サンチェス=ギヨン。ペネロペ・クルスはキュートで美しい。アイタナ・サンチェス=ギヨンも美しい。2人ともセクシーで演技も良かった。1番印象に残ったシーンは、カイエターナとペピータが踊るシーン。アイタナ・サンチェス=ギヨンとペネロペ・クルスが一緒に踊り出すシーンが、女の愛憎と嫉妬心が伝わってきて、2人ともダンスが上手でスペイン映画ならではの情熱があるダンスシーンでした。
衣装が豪華で綺麗、私の好きな女優が出演していて美術映画が好きなので観て良かった。
俳優の演技と映像美は良かったけど、ストーリーが複雑でした。
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