これを見た当時、私は高校生でした
尾崎豊は私が生まれるよりも前に死んでしまった人でしたが、クラスメイトはみんな彼のことを知っていたと思います
友達とカラオケに行っても、私が歌ったり別の子が歌ったり、尾崎豊ってぜんぜん身近な存在だったんです。
フツーに知っててフツーに歌える
尾崎豊ってかっこいいよね、っていうのは、よく知ってる知ってないに関わらず共通の認識だったように思います
だってほんとにかっこいいし、ね
だけどこの映画を見て最初に感じたのは「今どきの若いやつは尾崎豊知らねえだろ」っていう空気でした
いわゆるきゃぴっとした女子高生が"尾崎豊"について話すところを少し悪意があるような形で撮っている感じがしてしまいました
悪意がある、というか決めつけているような
本当に尾崎豊を今どきの若い子たちが知っているかをインタビューしたというよりかは、知らないと決めつけてそれに見合う映像を撮っているように感じられました
それがとても悲しかったです
