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八月の軽い豚のRandBのレビュー・感想・評価

八月の軽い豚(2007年製作の映画)
4.5
渡辺監督の特集上映・大田原愚豚舎の世界にて鑑賞。

田舎で豚小屋を運営する一家の息子。
そんな彼のもとに、都会からある一人の女性が現れる。
彼女に惹かれる主人公、しかし、その親友も彼女に心を惹かれてしまい、恐ろしい出来事が起こってしまう……。

渡辺監督作品としては珍しいカラーで作られた初期作品。
ざらついた16mmの映像に、血みどろのクライマックス、監督がここまで尖った作品を撮っていたことには、ただただ驚愕した。

同じく田舎の閉塞感や苛立ち、女性を巡る修羅場を描いた映画『遠雷』を思い出したが、パンフレットを読んでみると、実際に参考にしたと書かれていて、納得した。

『ジョーカー』のトッド・フィリップス監督同様、コメディを書けるからこそ、逆説的に、本作のような作品も作ることができるのだろうなぁと考えさせられた。

<<エログロおバカメーター>>
エロ ☆×3.0
グロ ☆×0.0
バカ ☆×0.0

・エロポイント
川原のシーンが、とても良い。
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