初回の鑑賞ではそこまで評価は高くなかったが、リピートしていくうちに不思議と作品の魅力に惹かれていき、気づけば劇場での鑑賞回数が15回になっていた。前半は確かに退屈感が否めないが、中盤で物語が動き始めた辺りから徐々におもしろくなっていき、後半の戦艦VSプラント・要塞のバトルシーンは大迫力でワクワクとハラハラの連続であった。そしてクライマックスの脱出シーンでTVシリーズの主題歌をBGMとして使用し、鑑賞者の興奮を最高潮にまで高めるという素晴らしい演出。やはりここぞという時に盛り上がる主題歌を流せるのがはいふりの強みではないだろうか。
また、4DX、MX4Dでも鑑賞してきたので軽く感想を。予想どおり前半はほとんど椅子が揺れず、後半になってようやく本格的に動くようになるが、それでも揺れては止まり揺れては止まりの連続であったためいまいち迫力の増加には欠けているといった印象。4DXではまだ水の演出があるだけ良いものの、MX4Dではそれすらないためこちらは正直微妙と言わざるを得なかった。ないよりはあったほうがマシ程度のものであるので、これに追加1000円を出すのは少し気が引けた。4D上映に適した作品とはお世辞にも言い難い。
観る度に新発見がある劇場版ハイスクール・フリート。強くオススメします。
