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ほんとにあった!呪いのビデオ 85のkaysakのレビュー・感想・評価

3.0
投稿されてきたという心霊映像を検証・紹介する心霊ドキュメンタリー。
「ほんとにあった!呪いのビデオ」(以下ほん呪)第85弾。
演出・構成:KANEDA

「神の視点」

ドローンの映像っておもしろいな。
動きが機械的なので3Dゲームの画面をみているような感覚になる。
「シリーズ ドローンカメラ」とかやってほしい。

「シリーズ監視カメラ 簡易宿泊所」

あー、これはあきらかに誰かを探してますね。
シンプルな心霊映像。
テレビ画面が砂嵐になってたけど今って24時間なにかしらやってない?
そうじゃない地域もあるのかな。
しかしこの部屋、格安とはいえ監視カメラがあることは説明してるのかな。

「Propagation 前編」

今回のメイン。
複数の投稿映像を交えながら展開していく。

「夢遊病」

部屋のなかとはいえ3時間も歩き回ったり腕を上げたまんまとか、疲労どころか筋肉痛ものだと思うんですけど。
ずいぶん派手なポルターガイスト現象が記録されているが、カメラのほうにはなにもないのか。
しかし黒電話のベルは不気味ですな。

「ワークショップ」

夢遊病の女性は役者である、という話からつながる映像。
映画のワークショップで撮影された映像。
やさしい暴力が飛び交うアットホームな現場ですね。
これからの取材について話し合うスタッフ。
とおりすがりの田中が演出補になってて草。
製作委員会自由かよ。
なぜかこの映像に関してだけまったくやる気をみせないKANEDA。
なにかまずいことがある、とでも言うのだろうか。

「手筒花火」

花火の閃光に映りこむって懐かしいパターンだなぁ。
シリーズ初期によく見たやつ。
さすがに映像技術も進んで白い顔が出るだけ、みたいなのは減りましたね。

「監視者」

勝手に他人の敷地に入りこんだら怒られるに決まってるだろ!
事象は全身真っ白なおじさんが追いかけてくる。
シリーズ77の森で登場したTシャツももひき姿のおじさんである、とでも言うのだろうか。

「七夕」

前ならえで整列する感じ、めちゃくちゃ懐かしいな。
事象はそんな子どもたちのすぐ隣にあらわれた顔。
園児たちのにおいをかぎたい変態の念があらわれた、とでも言うのだろうか。

「Propagation 後編」

なんか「映画界の闇」みたいなものに切り込んでいくノリになっていく本編。
宮坂健太のモデルは園◯温である、とでも言うのだろうか。
この手の話になると女性スタッフがヒートアップするのがシリーズの常。
心霊調査より気に入らないやつに説教するモードに入るのはシリーズの悪癖。
時間も稼げてエンタメとして楽しい便利な手法なのだとは思うが、エンタメとしては「スカッとジャパン」あたりに任せておけばいいものと思う。

2023ー旧072
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