前作はいい話だっただろうか、と疑問が浮かぶ内容でした。
今回は、それを明確にいい話でないと結論を出してくれましたね。
前作で、一人ジャイアンに立ち向かったのび太は、困難に立ち向かう勇気を身に着けたと思われた。
でも今回は、そんな経験を経ても、結婚という重圧から逃げ出す程度の大人になってしまったわけで
前作でドラえもんが帰ってくると、一人でも大丈夫というのび太の成長が台無しなのではと思えたけど、そこは今回でちゃんと台無しになりました。
予告編でもあるとおり、成長などせずそのままでいてくれていいというメッセージなのでしょう。
しかし、おばあちゃんに甘えてからの結婚式の話につなげると、しずかちゃんのことを甘える対象としてしか見ていないように思えるのですが
相変わらず原作のパッチワークの繋ぎ目が雑なのと、ゴム人形みたいなキャラ造形とかだめなところは無数にありますが、これがいい話だと思っているところが一番ダメでした。
