ぉゅ

劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班のぉゅのレビュー・感想・評価

3.7
2022年 鑑賞 22-99-11
地上波放送 にて
2016年に韓国・tvNで放送されたテレビドラマ「シグナル」のリメイク作品で、 2018年4月- 6月期に放送されたTVドラマの劇場版。「新仁義なき戦い/謀殺」「探偵はBARにいるシリーズ」の橋本一監督(「臨場」「相棒」の刑事ドラマの劇場版も担当されてもいる)による、城西警察署の未解決事件捜査班のプロファイラーの三枝健人(坂口健太郎さん)と、城西警察署刑事課強行班係の大山剛志(北村一輝さん)は、現在と過去を繋げる無線機が再び鳴り出したことで、時空を超えて闇に立ち向かうアクションサスペンス作品。

ー 無線で繋がった現在から未来を変えようとする刑事と過去から未来を変えようとする刑事 ー
TVドラマは鑑賞済だが、ほぼ忘れた... 最後どうなったっけ?SPドラマあったの?ってことは、三枝警部補と大山巡査部長は会っていないんだろうな... 今回は日本オリジナルストーリーだそう。カンテレさん、よろしくお願いします。

冒頭の今までのあらすじ。助かるぅ!このシーンあったな!とか、そこそこっ!そのシーン好きっ!とか、こんなシーンあったっけ!とか思った。
そこからの自動車事故は、過去のテロ事件に使われていた毒ガス「ヘロン」と一致。= 地下鉄サ●●事件を想起したが、毒ガスが使われていただけで、手法は全くの別物だった...

やはり警察の闇かぁ... ドラマや映画では英雄的立ち位置の警察も多いが、悪役的立ち位置の印象的に映るのは何故か?今作も三枝や桜井(吉瀬美智子さん)たちは警察の闇と戦っているが、より強く記憶に残るのは、やっぱり警察上層部は闇だということ...

小泉ミチル役の奈緒さんがいいっ!「あなたの番です」で強い爪痕を残し、一気に引っ張りだことなったが、今作では落ち着いた大人の一面もあり、凄い良かった!そこまで多くの登場シーンはないが、凄く印象的だ!
板垣内閣官房長官役の鹿賀丈史さんがより二面性を持った嫌な悪徳政治家感が強く出ていた。特に桜井に言ったあの一言が強烈に彼を表していた!さすが鹿賀丈史さん!と唸る!
少し●●●●た正義感の刑事の青木刑事部長役の伊原剛志さん好き!あの風貌のままで内なるものを... というところまで自然!あっぱれ!で頭が下がります。

大山と桜井の無線のシーンがエモい!あの2人の感じが最高!
ホテルでのアクションも良かった!坂口さんのアクションはスマートではなく、泥臭い方で良かった!スマートアクションだと違和感!少しずつ、一歩ずつでこそ「シグナル」だなと思う!

“私だけでも助かる方法はないのか? 本気だよ”
上記でも述べたが、このシーンは板垣内閣官房長官を表したシーンでもあるし、重要なキーワードが出てくるシーンでもある!要チェックやで〜!

“あきらめなければミライはかわります 俺はそう信じてる”
まさかの過去とのリンクとまさかの展開... でも、私は個人的に少し御都合感も感じたが... ギリギリセーフだったので、そこはハラハラだった。

最後の展開の無線機、あの言葉は響いていた、大山の未来、2010年4月1日、卒業式、郵便物の投函、狙撃手、敬礼、あの日の写真、板垣さん、青木さん、ミチルさんのミライ、そして... やっぱりな最後... でもいい終わり方だった!

日本オリジナルストーリーということで、若干の心配もあったが、それを払拭するものや想いが強くあった!私も今以上に諦めないようにしたいと思えた作品だった。

あと、杉本アナと豊田アナお疲れ様でした。

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