アメリカン・プリズナーのfatalerrorのレビュー・感想・評価

死刑囚の半生が語られ、死刑廃止論に着地。こう書くとすごいシンプルな映画だが、死刑囚の半生は濃密に描かれている。

死刑廃止論者に関しての描写は薄く、別に死刑廃止論へ考えが深く及ぶような映画ではない。いい意味で言うと、説教臭くないのに好感が持てる。ただ、エンターテイメント作品と呼ぶには重たく、なんか脚本構造とテーマに関してのギャップが大きいのでは。