皮肉、ブラックユーモア、風刺が利きまくったTheアメリカン・ムービーだった。
そういうの好きな私は畳み掛けてくるブラック・ジョークにずっとげらげら笑ってたな🤣
ちょっとネタバレ含みます。
記事の見出しの言い方で釣りだと思われたくないと慎重に言葉選びするかと思えば、
その後にバズりたいからかあの女とヤッた！ってアピールするカレピ、ウケる。
ギャグ然り、立場しかり、そういう対比の一貫性が面白かったなぁ。
(ジョーク的な意味で)面白い！ってのが最初の感想、印象ではあるんだけど、
じっくりと考えてみると、ファンタジーみもありつつ、現代を映す鏡のような映画でもあって、イデオロギー的な作品だった。
いろんな立場の人間が出てくる。
それは政治や、職業や、性別、階級によって変わる。
昔アメリカが月面着陸をした時でも、華々しい歴史かと思えばその裏でその計画を恨んでる人達もいたように、(税金を他の事に使え的な意味で)
彗星の軌道をズラすのが最善のはずなのに、雇用が生まれる事に期待をする人も一定数いる。
今のうちに株を買っておけと期待する人がいる。
観ていて滑稽に思える脚本だけど、これが現実なんだろうな。
馬鹿に見えてリアル。笑いと恐怖が紙一重って感じの秀逸な映画でした。
そしてなんといっても豪華俳優陣の演技力…！
冴えない中年の科学者を演じるデカプリオ、ここぞという時のの演技は説得力がありまくりで、凄かった。(語彙力)(見たらわかる)
ほんでアリアナちゃんの歌唱力…！あれは映画館で観たかったと思うほど良かった…👏
豪華過ぎて全員言ってたら長文になるので割愛。
ただ、リアルさがありながらも残念だったのは頭のいい人達(BUSH側)がちょっと馬鹿過ぎた所かな。
なんかの映画でも思ったけど、頭が良いのになぜ？って疑問を抱くと急にチープに思えてしまう。🤔そんな訳なかろう？
そこだけが減点ポイントでしたけど、それ抜きにしても面白い映画でした。
