【ブラックアルマゲドン】
■あらすじ
天文学者ランドール・ミンディの教え子ケイトが巨大彗星を発見する。
発見の喜びも束の間、軌道を計算すると6ヶ月と14日後に地球に衝突することが判明。衝突すれば地球滅亡は免れない。
慌ててNASAに確認し、NASA惑星防衛調査室のテディとホワイトハウスに報告に行くも、大統領は選挙前のスキャンダル発覚による支持率低下で頭がいっぱい。
人類滅亡の一大事に取り合ってもらえず、ミンディ、ケイト、テディの3人はメディアへの情報垂れ込みを決意する。しかしメディアも面白おかしく放映するだけで緊張感がまるでない。
そうこうしている内に時間は刻一刻と迫り…。
■感想
面白かった!
選挙戦前で支持率しか頭にない国のトップ。
同じく視聴率が全てのメディア。
そしてそれに惑わされ、誤った情報をSNSで拡散する国民。
終いには、大手スマホメーカーのトップが出てきて、彗星からレアアースを取ろうとか言い出す始末。
めちゃめちゃ皮肉が効いてる。
みんなエゴに満ちてて、ズレる会話に最高にイライラするし、最高に楽しかった。
登場するキャラクターも、演出も良かった。
大統領役のメリル・ストリープが特にいいキャラしてる。
エンドロール後の「お前生きとんのかい」とついツッコミを入れたくなる展開も良かった。
悲壮感なく、地球滅亡映画を見たい人におすすめです。