はる

親知らずのはるのレビュー・感想・評価

親知らず(2020年製作の映画)
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そっと寄り添うような優しさを表現する世界観とエネルギーに魅了された。
特に冒頭の音声は凄い。

ペットボトルやコートの人など変わっていると一般的に言われる人と、感情を押し殺すように過ごす彼女との接点。彼女にとっての日常、他人から見た非日常、その尺度は何なのか、大変興味深かった。
保健の先生は社会的マイノリティー。でも優しさが暴力になりそうだった。でもその暴力のお陰で彼女が救われていた可能性もあるんじゃ無いかな。

最後、彼女の靴下が白色に変わりクラスメイトにそっと寄り添う姿に救われた。
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