真山

13月の女の子の真山のレビュー・感想・評価

13月の女の子(2020年製作の映画)
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切ない思いから始まるSF百合ファンタジー。

主人公は確かに一穂で間違いないんだけど主演は小宮有紗ではなく萩原みのりだった。普通の女子高生物語だと思っていたら唐突にぶち込まれる百合展開!に驚く間もなくSFの世界世話に飛ばされるので、正直想像していた作品とは別物だった。最高にクソデカ感情。友情・弱さ・脆さ・曖昧な正しさと、多少詰め込みすぎかな?と思えるディテールもあるけど気にする方が野暮。エモさを追求した画作りが最高。卑しさと美しさと儚さがあるからこそ“少女性”というのは素晴らしい。物語はあれだけど良いセンチメンタルストーリーだった。そして最高に百合だった。ラブ。
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