Vermontcurry

ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償のVermontcurryのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

何やら難しそうで鑑賞するのに気後れしていたが意外とわかりやすかった。
題材への感想よりも先にとにかく音響や照明が格好良い映画という印象が強く来る。
自身の人生を人質にされ否応なしに急進政治団体にスパイとして送り込まれ
次第にそのポリシーと代表の人間性に傾倒していくというストーリーに最後は熱い展開を予感させるが
現実としてそんなことは何一つなく無気力感に苛まれる。
党の標榜する社会主義や暴力主義までもが正しいことなのかはこの映画だけではわからない。
同時代のシカゴの市民運動を描いた『シカゴ7裁判』と合わせて観たい映画。
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