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ザ・フラッシュのfilmgramのレビュー・感想・評価

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)
4.0
【劇場鑑賞/19作目(2023.5.19)】

☑︎試写会
 ワーナー・ブラザース社

⚠️はじめに
基本的にネタバレはしていませんが、予告内容や
海外メディア・監督のインタビュー記事などに
一部触れる可能性がありますので、劇場鑑賞までに
一切の情報を入れたくない人はスルーでお願いします🙇‍♀️

【作品情報】
邦題:『ザ・フラッシュ』(23.6.16)
洋題:『The Flash』(23.6.16)
製作:アメリカ
配給:Warner Bros. Pictures
時間:144分

Rotten:評論家XX%、観客XX%
IMDb:★XX
Filmarks:★XX

【監督・キャスト】
●監督
 アンディ・ムスキエティ
●キャスト
 バリー・アレン/エズラ・ミラー
 アイリス・ウェスト/キアシー・クレモンズ
 ブルース・ウェイン/ベン・アフレック
 ブルース・ウェイン/マイケル・キートン
 スーパーガール/サッシャ・カジェ

⚡️著名人からも絶賛のコメントの嵐
海外の各メディア関係者、トム・クルーズ、ホラーの
帝王スティーヴン・キングやジェームズ・ガン監督も
絶賛した本作。中にはダークナイト以来となる、
スーパーヒーロー映画史上最高傑作の呼び声まで。

📸DCEUとDCUの違いについて
これまでザック・スナイダーを主導としたDC作品は、
"DCEU"と非公式で呼ばれていたが、元々ユニバースの
構想はなく、興行収入、キャストのスキャンダルや
ワーナーとディスカバリーの合併による組織再編の
影響で再構築することが発表されていました。

そこで、ジェームズ・ガンとピーター・サフランが
主導で"ソフト・リブート"のような形で新始動するのが
DCU(DCユニバース)。この"DCU"は、DCEUとは違って
正式名称としてDCスタジオの代表が発表しています。

※『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)や
『ジョーカー』(2019)は独自のユニバース。
※詳細を省くため、便宜上ザック・スナイダーの
 DCEUとガン監督のDCUという形で区切っています。

📸DCEUからDCUへ-橋渡しとなる作品
DCEUからDCUに転換するにあたって、これまでの
世界観を極力崩すことなく再構築することに。
各ヒーローのリブートなども想定されているため、
そこで"マルチバース"を用いることでDCUの
起点となる作品としてうまく機能したのが本作でした。

📸本作は最近お馴染み"マルチバース"
予告の通り、フラッシュが過去に戻って過去の
出来事を変えてしまったことで、新たな時間軸を
作ってしまうという"フラッシュ・ポイント"を
題材にしたストーリー。MCUでもお馴染みと
なったマルチバースを舞台にしています。

📸予習しておくべき作品はあるか
基本的に、事前予習なくても楽しめる作品です。
前後のストーリーを知らない初見勢、DCEU、
アメコミファン等どの層でも楽しめる構成で、
DCEUから DCUへ繋ぐ-起点となる作品として
これ以上ない綺麗な橋渡しを担った作品でした。

📸それでも予習しておきたい人には、、
下記の作品を推奨します。予告などから周知の通り、
実際に下記作品のキャストが登場するからです。

・『バットマン』(1989)
・『バットマン リターンズ』(1992)
  ➡︎マイケル・キートンのバットマン
・『マン・オブ・スティール』(2013)
  ➡︎ゾッド将軍
・『バットマンvsスーパーマン
  ジャスティスの誕生』(2016)
・『ジャスティス・リーグ:
  ザック・スナイダーカット』(2021)
  ➡︎ベン・アフレックのバットマンなど

📸📸感想📸📸
ワーナー・ブラザース映画様から
ご招待頂いてひと足先に鑑賞してきました。

自分の期待値を軽く上回ってきた作品で衝撃でした!
二役のエズラを筆頭としたキャスト陣の演技力、
視覚的・独創的なストーリー、エモーショナル、
アクション、ノスタルジックなシーン、世界観を
崩しすぎないバランスのユーモアにサプライズも…

自分のようなライト層にも寛容的なだけでなく
オタクにも刺さるディテールも盛りだくさん!

DCEUが変わるのは寂しくもありますが、それ以上に
期待と興奮で満ちたDCUに今後が楽しみになりました!

📸ワーナー配給の他作品
予告の中にも映っていましたが、バリーの部屋に
『インセプション』と『パスフィック・リム』の
ポスターが掛かっています。憶測になりますが、
本作の視覚効果(VFX)のスーパーバイザーに
『インセプション』など様々なノーラン作品に
携わったアンドリュー氏が加わったからかなと。
他にも、BTTFやフットルースなど様々な作品の
名前が挙げられたり小ネタとして使われてました。
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