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ランニング・デッド/THE RUNNING DEADのRのネタバレレビュー・内容・結末

1.5

このレビューはネタバレを含みます

自宅で。

2020年のアメリカの作品。

監督は「ハロウィン・キラー!」の脚本家の1人だったデビッド・マタロン。

あらすじ

思春期の娘ミラ(アウンドレア・スミス「ディストラクションZ」)と一緒にキャンプに行くことになったトム(リアム・マッキンタイア「リトル・ラブ・オブ・マイン」)はキャンピングカーでキャンプ地に向かうが、その翌朝、突如ゾンビが大挙して押し寄せてくる。その混乱でミラとはぐれてしまったトムはキャンピングカーに籠城しながら、生き残るため、作戦を練るのだが…。

僕の友だちに近年Z級映画に傾倒している友人がいまして、その友だちからオススメしてもらって、たまにはそういうおススメ作品も観てみるかぁと思ってU-NEXTで鑑賞しました。

まぁ、評価はご覧の通りかなり低いんですが、監督はあの昨年の傑作ハロウィン映画「ハロウィン・キラー!」の脚本家の1人ということで、まぁゾンビ映画だし、そこまでつまらなくならないだろうと思って観てみたんですが…。

結論から言えば、これがZ級映画の世界か…。めちゃくちゃつまんなかったです笑笑!


お話はあらすじの通り、かなり低予算のゾンビもの。

出てくるキャストも主演のお父さんとその思春期の娘、それと回想シーンで出てくるお母さんと後半に出てくるかき乱してくるクズ警備員くらい(あとはモブのキャンパーか)。

加えて、そのシチュエーションもゾンビがしょっぱなから大挙して押し寄せてきてキャンプカーに閉じこもるので、そのほとんどがキャンプカーの室内か屋根となっている。

で、一応特性として、その主人公トムも娘のミラもそれぞれボーイスカウトとガールスカウトの経験がある!ということなので、U-NEXTの紹介文でもそこのところが言及されていたし、なるほどゾンビ対策でボーイスカウトの経験を活かしたサバイバルが観れる!と思ってたら…全然そんなことねー!!

もう、そのほとんどが逃げようとする→囲まれるor襲われる→もみくちゃになる→元の場所に逃げ込むの繰り返し…。本当に全然成長がない…。

唯一やったことといえば、雨の日に器を天井に出して雨水を溜めたことと、ガラス片を天井に何個も立てかけてなんかしてるくらい(何してるのかは意味不明笑)。全然ボーイスカウトの経験活かしてこねーじゃん。

あと、今作低予算だかなんだか知らんけど、今回タイトル通り「ランニング」タイプのゾンビなのでめっちゃスピード感ある走りで襲いかかってくるんだけど、カメラの機能がトムとゾンビの動きに全然追いついていないので、なんかチャカチャカしてるというか、シーンによってはトムの動きがコマ送りみたいにカクカクしちゃってて、一体いつのカメラ使ってるんだ??え、ホームビデオでももうちょいちゃんと撮れるんじゃないの?

あと、娘さんのミラは序盤から離れ離れになっちゃってるんだけど、ろくな食糧もない野放し状態で、ゾンビに襲われた際もキャーキャー言ってるくらいなのに結局はどうやって生き残ったんだ?いくらスカウト経験があるっつったって、結構日数経ってるはずなのにほとんど描写もないので襲われちゃってると思ったら結局ご都合的に生きてて、まぁ展開上仕方ないのかもしれんけど、なんかやっぱもうちょいどう生き抜いたか描くべきだったんじゃないの?

あと、描写自体も所々で「おっ!新鮮!」と思わせるシーンやショットも皆無でCGは安っぽいし、サバイバル術もねーし、後半出てくるクズ警備員もなにしにきたのかわかんねーくらいの程度でかき乱して終わるくらいで、いや、マジで84分なのにめっちゃ長く感じたわ。

唯一、音楽は良かったかな。邪魔しない程度にエモかった。

まぁ、たまにはこういうくそまずい映画を観ることで普通の作品でも面白く感じるという意味では意味のある作品かもしれんけど…いやぁつまんなかったなぁー笑。
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