2020年、ジア・スコバ監督・脚本・製作・主演によるアクション・スリラー。
ジア・スコバさん、東欧のご出身でロシアのスーパーモデルとのことですが、寡聞にして存じませんでした。
CIAのスペシャル・エージェント、"Serpent"ことルシンダ・カフスキーが遂行した極秘任務には裏があり、知らず知らず国家的陰謀に絡めとられていた模様、後始末は責任もってやり遂げるぜよ、といったお話、だと思います。
意図的な編集だと思いますし、ワタクシ自身の理解力に相当問題があることは重々承知しておりますが、時折、判断のしづらい展開が見られまして、首を傾げつつ鑑賞いたしました。
ルシンダ・カフスキー役はもちろんジア・スコバさん、ブロンドの長い髪がよくお似合いで、何とも言えない魅力がございます。ただ、失礼ながら銃器の扱いが今ひとつ、凄腕エージェントの域には達していない模様です。
極秘任務で訪れた中国、山東省の病院に飾られた「自信」という文字のバランスがあまりにも悪すぎて、おかしみを覚えました。
黄金比なんて言いますが、漢字の字画の美しさに普遍性はないようですね。確かに、アラビア文字の美醜を判断する自信は全くございません。
それはともかく、中国の病院で手術を担当するドクター・リー役は2009年『ムカデ人間』に出演された北村昭博さん、ご怪演でございます。
ジア・スコバさんと北村昭博さん、お二人の今後のご活躍に期待したいと思います。