たいち

愛について語るときにイケダの語ることのたいちのレビュー・感想・評価

4.0
SPA!と裏モノJAPANを読んでるイケダさんは信用できるね。お金を払って性欲を満たしてきたイケダさんが死を直前にして、精神的な繋がり(と言ってもフィクションだけど)を求めるのがリアル過ぎたな。話は面白いし賢い人だってことはすぐに伝わってきたけど、少し理屈っぽいから恋愛が得意じゃないのも何となく分かる。彼の"拗らせ"に障害の有無はあまり関係ない気がした。「好き」は簡単に言えるけど「愛してる」は言えないって話もめっちゃ分かる。自分が誰かに「愛してる」って言ってる姿が全くイメージできない。スピッツのチェリーなんて全く共感できないし。

多くの人にハメ撮りを見てほしい気持ちは分からなかったけど、SEXによって生きていることを実感しているからなのか?それともただの性癖?後者であってほしいな。どちらにせよ、俺は"障害者の性"に惹かれて観に行ったからイケダさんの思う壺だね。ただ、全く綺麗事ではなく、障害者であることを感じさせないSEXだったから、あえてそこをフィーチャーする必要もなかった気がする。本当にただのハメ撮りだし。やっぱり、恋愛についてアレコレ語ってるシーンが一番好きだったな。
たいち

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