はしばゆうたろう

愛について語るときにイケダの語ることのはしばゆうたろうのレビュー・感想・評価

3.2
障害を持っていても風俗でたくさんセックスをして、同棲していた元カノもいた。けれども癌が発覚してから別れて少しずつ死へと向かってゆく。どこかのコメントにもある様に、写真家のロバートメイプルソープみたいだなとも思った。エイズになって、それでも生を謳歌しながら死んでゆく。最後の演出?に初めて訪れた風俗の話で躊躇しながら池田が風俗嬢に尋ねた言葉が印象に残った。僕で大丈夫ですか?という質問に対して、風俗嬢は人間だからと。そこで何故かごのいさんの記者会見思い浮かんだ。軍人ではなく、人間である。その言葉からも職業や性別といったタグから解放される意味を持っており、東浩紀の訂正する力を読んでるせいか、なるほどなと思った。最後はあまり言語化できへんけど。