このレビューはネタバレを含みます
意味の分からない言葉を繰り返す男、でも本当に彼が発している言葉なのかすらも分からない。布団にいること、換気扇を見ること、トイレに行くこと、、それは現実なのか、はたまた全てが彼の妄想なのか。
最初は意味が分からないけど、聞いている音は常に聞こえているはずなのに、無意識に選別され聞こえる音と聞こえない音があること。自分の感じている感覚は、本当にそこにあるのかー、、
確かに、現実の中にも自分で作り上げる虚構があるのか、、?とか共感できるような所もあるから面白い。
ずっと同じテンポで進んでいるようだけど、毎回新たな発見があって面白い!現実が妄想に乗っ取られ(?)、虚実の混ざった部屋になった時、こんなんニヤニヤ止まらない。
好みが分かれると思うけど、私はめっちゃ好き。